藤井むつ子
太古の音が、いま、「いのち」の歓びに響き合う
CD 「歓・響 サヌカイト」 より
サヌカイトの音色は、限りなく透明で美しい響きです。その音色は1350万年のはるかな時を超えて、私たちの心に安らぎと和らぎを与えんとしているかのようです。それは天使の歌声、神々の賛歌、人びとの祈りといのちの歓びに深くつながる響きです。このサヌカイトの音にふさわしい曲を選ぶにあたって、 J.S.バッハの曲を中心に、中世ルネッサンスの曲などから選曲しました。サヌカイトの清らかな響きと祈りの音楽が融けあって、心の癒しをつむぎます。
このアルバムは、1997年2月に録音を予定していました。録音の2ケ月前、私は、くも膜下出血で倒れ、生死をさまよいました。奇跡的な生還は、その後、後遺症もなく、再び演奏活動ができるまでになりました。サヌカイトを前に、曲をさらいながら過ごす日々は、演奏家としての再出発であり、生かされて生きることへの歓びを確認する時間でもありました。そこには、私に対する多くの方々の祈りがありました。大いなるものからいただいたいのちへの感謝がありました。サヌカイトの響きによっていのちの歓びを表現したい。そういう思いをこめて、収録の運びとなりました。
石と石が響き合う。人と人が響き合う。石と人が響き合う。大いなるものがすべてを包み込むように、響き合うことによって、人びとのいのちの歓びが生まれます。「歓・響 サヌカイト」それはまさにサヌカイトが、いのちの歓びに響き合う情景を謳いあげた音、そのものです。
サヌカイト~古への石の音色に魅せられて 藤井むつ子インタビュー 雑誌 Be-All 2月号より
カーンカーンと美しく幻想的な余韻を響かせる石は古くからカンカン石と呼ばれ、その澄んだ音色で人々に親しまれてきた。この石は、遥か1350万年前の大規模な火山活動で噴出し、今の四国・讃岐地方で採れることからサヌカイトと名づけられている。今から約20年前、讃岐金山の所有者・前田仁氏はこの石の響きの虜となった。この音を子供達の心に届けたい、この音で多くの人の心を癒したい、そう感じた前田氏は楽器の研究開発に私財を投じた。こうしてサヌカイトは、本格的な楽器として新たな命を吹き込まれて5年が過ぎた頃、マリンバ奏者の藤井むつ子さんと出会った。
「ちょっとこの音を聞いてみてくれって知人に聞かされて、驚きました。今まで聞いたことのないほど、透明感のある美しい響きだったんです。もっと聞いてみたくなり、すぐ四国に行きました。100点位並んでいる石の楽器を片っ端から打っていたら、あっという間に1日が過ぎました。すっかりサヌカイトに魅せられてた私は、とにかくこの楽器を弾きたい!と思っていました」
ところが同じ打楽器でも、マリンバは木、サヌカイトは石である。木と石は、打った瞬間の反動が違う。木は打った力を吸収するが、石は跳ね返ってくる。これでは、叩き方もマレット(叩く物)も替えなければならない。藤井さんは、色々と研究を重ねた。
「なかなか、慣れているマリンバのようには、うまく扱えませんでした。木と石は別の素材だぞという意識が私の中にあって、構えてしまっていたんですね。ところがある時、ふとした拍子に、木も石も同じものだという感じがしたんです。そうしたら気が楽になり、肩の力が抜けたのでしょうか。意識しなくても、それぞれを自然に打ち分けていて、違和感なく演奏できるようになりました。そうなると、マリンバは木の音がして、サヌカイトはちゃんと石の音がするんです。打ち方そのものは違うけれど、心の垣根が取り払われて、どちらとも自然に関われるようになったんだと思います。両方の楽器に柔らかい音が出せるようになったのは、サヌカイトと出会ってから10年もたっていました」
サヌカイトの響きは、その形状によっても趣を異にする。藤井さんが主に用いているのは、木琴のように鍵盤を並べた石琴型と、長方体の石を音階順に並べて釣り下げた編鐘型と、サヌカイトの岩石塊に切り込みを入れただけで音階のない原石型である。
「石は、不思議な力を持っているのではないかと、思うことがよくあります。特に原石型は、相性のよくない人が叩くと、割れてしまうんですよ。私にとって音楽は、好きな人と一緒にいてお喋りを楽しんでいるのと同じなのです。弾けば弾くほど響いてくれて、本当に嬉しくなり、また次に弾きたくなります。以前は、弾き手である私と楽器の間に意識の壁がありましたけど、今は全くありませんね。楽器の前に立つと嫌なことも忘れ、自分が音の中にズーンと入ってゆく感じがあります。楽器と私が同化しているようです。それは私がそうしているのではなく、石の力がそうさせてくれているのだと思います」
創作者前田氏の願いが石に通じたのか、今では医療現場や教育現場からも演奏の要望が高い。そういう時には、藤井さん自身も気づきが大きいという。
「昔から肌で感じると言っていたのを思い出します。肌って大事ですね。その場の空気を察知するんですよね。ご病気の方や赤ちゃんは、特に敏感です。周囲が緊張していると、すぐ伝わってしまいます。お母さんや先生がまず癒されて、音の中にスーッと入っていった時に、子供も同じ状態になります。みんな一緒にリラックスできる、その柔らかい空気をどう伝えてゆくかが、課題ですね」
藤井さんとサヌカイトの響き合いが、聞く人にも伝わるのだろう。コンサートでは、サヌカイトのことを知らずに来た方でも、心が洗われたような気持ちになったとか、自分のことをもう1回見つめ直すことができた、といった感想が多い。
「音楽の原点は、葉っぱが風に揺れる音、水の流れる音などの自然の音だと思います。ですから私のCDには、南禅寺で録音してきた1番鳥の啼き声や神大寺の水の音を、サヌカイトの石の音と共に入れてあります。サヌカイトは、太古の自然の営みから生まれた命。その響きは、私達が忘れかけている大切な何かを思い出させてくれるような気がします」
遥か悠久の周波数を持つ大自然の響きは、時を超えて果てしない宇宙の広がりや生命の源を伝えているのかもしれない。
藤井むつ子 ふじいむつこ
1971年
東京芸術大学付属高校を経て東京芸術大学器楽科を卒業。マリンバを畠山国彦、水野与旨久、安倍圭子、高橋美智子の諸氏に師事。打楽器を 故小宅勇輔、有賀誠門、岡田知之、の諸氏に師事。
1977年
「バンムジ-ク国際音楽コンク-ル」第2位入賞、準優勝受賞
1979年
米、ルイジアナ大学、ウイチタ大学にてクリニック&コンサ-ト開催。(邦人の作品紹介)アメリカエニッドにて三州合同音楽祭に出演。
1981年
「藤井むつ子パ-カッション・グル-プ」結成第一回コンサ-ト開催以後、現在活動中。
1982年
11月佼成ウインドオ-ケストラ定演ゲストにて、クレストン「マリンバコンチェルト」演奏。指揮バ-ダ-ル(東京昭和女子大人見ホ-ル)
1984年
ユネスコ招待にて、バリ島向寒ん総会出演。1972年の「マリンバ・デュオ」結成以来六回リサイタルを重ね、マリンバ・デュオの新しい世界を求める。(委嘱作品及び初演は現在までに40曲におよぶ)
1985年
昭和60年度文化庁芸術祭参加。
「藤井むつ子マリンバリサイタル」~ 三善 晃との出会い ~(東京 石橋メモリアルホ-ル)
1986年
クラッシックライブハウス「カフェ・アンサンブル」にて二ヶ月に一度「藤井むつ子パ-カッショングル-プとソロの為のコンサ-ト」を一年間続け、民族音楽 ~ オリジナル曲まで幅広いジャンルに取り組む。(東京 駒場)
1987年
昭和62年度文化庁芸術祭参加。「藤井むつ子マリンバリサイタル」~ 石井眞木との出会い~(東京 石橋メモリアルホ-ル)
11月西ベルリン、インゼルムジ-クフェスティバル出演、ケルン日本文化会館主催コンサ-トに出演。ロッテルダム音楽院、テンハ-グ王立音楽院にてクリニック&コンサ-ト開催
1989年
4人の作曲家と演奏家(女性打楽器奏者2人)主催による「Tea for tow」にて新曲を発表、またソロ活動の中に自作のオリジナル作品を発表する。シンセサイザ-とマリンバの為の「光と雲」、石と木の為の「綾織り」、「石と木の為の日本古謡」等。(東京 バリオホ-ル他)
1990年
8月札幌にて「国際バリ・チュ-バフェスティバル」出演。三善 晃新作「5つの素描 ユ-フォニウムとマリンバの為の」初演。8月「原田節リサイタル」にて一柳慧作曲「対流」初演。(横浜教育会館)
1991年
10月サントリ-ホ-ルに於て文化庁芸術祭参加。~透明な音源~開催。11月ベルリン日独センタ-に於て「サヌカイト寄贈式コンサ-ト」に出演。
1992年
11月、福井県民ホ-ルにて保科 洋作曲「マリンバコンチェルト」初演。11月、石川県民会館、国民文化祭「タイコ祭り」ゲスト出演。
1993年
6月CD「サヌカイトのうた」リリ-ス。
7月コア石響主催「サヌカイトの響き」2日連続コンサ-ト出演。(東京四谷)
1994年
2月ワシントン州立大学・アイダホ州立大学合同主催の「ライオネル・ハンプトン・ジャズ・フェスティバル'94」に出演。
12月福山市リ-デンロ-ズ・オ-プン記念コンサ-トに出演。(広島県 福山市リ-デンロ-ズ会館)
1995年
3月埼玉県和光市文化ホ-ル・オ-プン記念コンサ-トに出演。
4月広島市主催、被爆50周年式典にて「レクイエム」演奏。
7月国際吹奏楽祭、浜松アクトシティホ-ルにてアルフレット・リ-ド作曲/指揮「マリンバ・コンチェルト」演奏。
1996年
6月新星日本交響楽団特別コンサ-ト(和光市文化ホ-ル主催)にて、安倍圭子作曲「プリズム・ラプソディ」日本初演。
2000年
2002年
5月4日東京文化会館にて 三善晃作品にてマリンバ・サヌカイトコンサート開催
三善 晃 氏
この他、NHKFM、総合テレビ、教育テレビ、西日本放送テレビなどに出演。
オリジナル作品を「現代音楽展」「Music Today」、(東京の夏)および国立劇場にて初演。
現在、「藤井むつ子パ-カッショングル-プ」主宰、日本打楽器協会会員、洗足学園大学講師、全日本幼児教育連盟副理事長。
藤井はるか
東京芸術大学器楽科卒業 2001年ジュリアード音楽院卒業 2000年4月カーネギーホールにて母 藤井むつ子と共演 現在はアメリカ各地でソロ、オーケストラ、室内楽など幅広い分野にて活躍し マネス音楽院より全額の奨学金を受けて在学中
藤井里佳
東京都立芸術高等学校音楽科卒業 代表演奏者として 他校交流演奏会に出演 2000年4月カーネギーホールにて母 藤井むつ子と共演 2002年3月 桐朋学園大学演奏学科打楽器専攻を卒業
サヌカイトの音色は、限りなく透明で美しい響きです。その音色は1350万年のはるかな時を超えて、私たちの心に安らぎと和らぎを与えんとしているかのようです。それは天使の歌声、神々の賛歌、人びとの祈りといのちの歓びに深くつながる響きです。このサヌカイトの音にふさわしい曲を選ぶにあたって、 J.S.バッハの曲を中心に、中世ルネッサンスの曲などから選曲しました。サヌカイトの清らかな響きと祈りの音楽が融けあって、心の癒しをつむぎます。
このアルバムは、1997年2月に録音を予定していました。録音の2ケ月前、私は、くも膜下出血で倒れ、生死をさまよいました。奇跡的な生還は、その後、後遺症もなく、再び演奏活動ができるまでになりました。サヌカイトを前に、曲をさらいながら過ごす日々は、演奏家としての再出発であり、生かされて生きることへの歓びを確認する時間でもありました。そこには、私に対する多くの方々の祈りがありました。大いなるものからいただいたいのちへの感謝がありました。サヌカイトの響きによっていのちの歓びを表現したい。そういう思いをこめて、収録の運びとなりました。
石と石が響き合う。人と人が響き合う。石と人が響き合う。大いなるものがすべてを包み込むように、響き合うことによって、人びとのいのちの歓びが生まれます。「歓・響 サヌカイト」それはまさにサヌカイトが、いのちの歓びに響き合う情景を謳いあげた音、そのものです。
サヌカイト~古への石の音色に魅せられて 藤井むつ子インタビュー 雑誌 Be-All 2月号より
カーンカーンと美しく幻想的な余韻を響かせる石は古くからカンカン石と呼ばれ、その澄んだ音色で人々に親しまれてきた。この石は、遥か1350万年前の大規模な火山活動で噴出し、今の四国・讃岐地方で採れることからサヌカイトと名づけられている。今から約20年前、讃岐金山の所有者・前田仁氏はこの石の響きの虜となった。この音を子供達の心に届けたい、この音で多くの人の心を癒したい、そう感じた前田氏は楽器の研究開発に私財を投じた。こうしてサヌカイトは、本格的な楽器として新たな命を吹き込まれて5年が過ぎた頃、マリンバ奏者の藤井むつ子さんと出会った。
「ちょっとこの音を聞いてみてくれって知人に聞かされて、驚きました。今まで聞いたことのないほど、透明感のある美しい響きだったんです。もっと聞いてみたくなり、すぐ四国に行きました。100点位並んでいる石の楽器を片っ端から打っていたら、あっという間に1日が過ぎました。すっかりサヌカイトに魅せられてた私は、とにかくこの楽器を弾きたい!と思っていました」
ところが同じ打楽器でも、マリンバは木、サヌカイトは石である。木と石は、打った瞬間の反動が違う。木は打った力を吸収するが、石は跳ね返ってくる。これでは、叩き方もマレット(叩く物)も替えなければならない。藤井さんは、色々と研究を重ねた。
「なかなか、慣れているマリンバのようには、うまく扱えませんでした。木と石は別の素材だぞという意識が私の中にあって、構えてしまっていたんですね。ところがある時、ふとした拍子に、木も石も同じものだという感じがしたんです。そうしたら気が楽になり、肩の力が抜けたのでしょうか。意識しなくても、それぞれを自然に打ち分けていて、違和感なく演奏できるようになりました。そうなると、マリンバは木の音がして、サヌカイトはちゃんと石の音がするんです。打ち方そのものは違うけれど、心の垣根が取り払われて、どちらとも自然に関われるようになったんだと思います。両方の楽器に柔らかい音が出せるようになったのは、サヌカイトと出会ってから10年もたっていました」
サヌカイトの響きは、その形状によっても趣を異にする。藤井さんが主に用いているのは、木琴のように鍵盤を並べた石琴型と、長方体の石を音階順に並べて釣り下げた編鐘型と、サヌカイトの岩石塊に切り込みを入れただけで音階のない原石型である。
「石は、不思議な力を持っているのではないかと、思うことがよくあります。特に原石型は、相性のよくない人が叩くと、割れてしまうんですよ。私にとって音楽は、好きな人と一緒にいてお喋りを楽しんでいるのと同じなのです。弾けば弾くほど響いてくれて、本当に嬉しくなり、また次に弾きたくなります。以前は、弾き手である私と楽器の間に意識の壁がありましたけど、今は全くありませんね。楽器の前に立つと嫌なことも忘れ、自分が音の中にズーンと入ってゆく感じがあります。楽器と私が同化しているようです。それは私がそうしているのではなく、石の力がそうさせてくれているのだと思います」
創作者前田氏の願いが石に通じたのか、今では医療現場や教育現場からも演奏の要望が高い。そういう時には、藤井さん自身も気づきが大きいという。
「昔から肌で感じると言っていたのを思い出します。肌って大事ですね。その場の空気を察知するんですよね。ご病気の方や赤ちゃんは、特に敏感です。周囲が緊張していると、すぐ伝わってしまいます。お母さんや先生がまず癒されて、音の中にスーッと入っていった時に、子供も同じ状態になります。みんな一緒にリラックスできる、その柔らかい空気をどう伝えてゆくかが、課題ですね」
藤井さんとサヌカイトの響き合いが、聞く人にも伝わるのだろう。コンサートでは、サヌカイトのことを知らずに来た方でも、心が洗われたような気持ちになったとか、自分のことをもう1回見つめ直すことができた、といった感想が多い。
「音楽の原点は、葉っぱが風に揺れる音、水の流れる音などの自然の音だと思います。ですから私のCDには、南禅寺で録音してきた1番鳥の啼き声や神大寺の水の音を、サヌカイトの石の音と共に入れてあります。サヌカイトは、太古の自然の営みから生まれた命。その響きは、私達が忘れかけている大切な何かを思い出させてくれるような気がします」
遥か悠久の周波数を持つ大自然の響きは、時を超えて果てしない宇宙の広がりや生命の源を伝えているのかもしれない。
藤井むつ子 ふじいむつこ
1971年
東京芸術大学付属高校を経て東京芸術大学器楽科を卒業。マリンバを畠山国彦、水野与旨久、安倍圭子、高橋美智子の諸氏に師事。打楽器を 故小宅勇輔、有賀誠門、岡田知之、の諸氏に師事。
1977年
「バンムジ-ク国際音楽コンク-ル」第2位入賞、準優勝受賞
1979年
米、ルイジアナ大学、ウイチタ大学にてクリニック&コンサ-ト開催。(邦人の作品紹介)アメリカエニッドにて三州合同音楽祭に出演。
1981年
「藤井むつ子パ-カッション・グル-プ」結成第一回コンサ-ト開催以後、現在活動中。
1982年
11月佼成ウインドオ-ケストラ定演ゲストにて、クレストン「マリンバコンチェルト」演奏。指揮バ-ダ-ル(東京昭和女子大人見ホ-ル)
1984年
ユネスコ招待にて、バリ島向寒ん総会出演。1972年の「マリンバ・デュオ」結成以来六回リサイタルを重ね、マリンバ・デュオの新しい世界を求める。(委嘱作品及び初演は現在までに40曲におよぶ)
1985年
昭和60年度文化庁芸術祭参加。
「藤井むつ子マリンバリサイタル」~ 三善 晃との出会い ~(東京 石橋メモリアルホ-ル)
1986年
クラッシックライブハウス「カフェ・アンサンブル」にて二ヶ月に一度「藤井むつ子パ-カッショングル-プとソロの為のコンサ-ト」を一年間続け、民族音楽 ~ オリジナル曲まで幅広いジャンルに取り組む。(東京 駒場)
1987年
昭和62年度文化庁芸術祭参加。「藤井むつ子マリンバリサイタル」~ 石井眞木との出会い~(東京 石橋メモリアルホ-ル)
11月西ベルリン、インゼルムジ-クフェスティバル出演、ケルン日本文化会館主催コンサ-トに出演。ロッテルダム音楽院、テンハ-グ王立音楽院にてクリニック&コンサ-ト開催
1989年
4人の作曲家と演奏家(女性打楽器奏者2人)主催による「Tea for tow」にて新曲を発表、またソロ活動の中に自作のオリジナル作品を発表する。シンセサイザ-とマリンバの為の「光と雲」、石と木の為の「綾織り」、「石と木の為の日本古謡」等。(東京 バリオホ-ル他)
1990年
8月札幌にて「国際バリ・チュ-バフェスティバル」出演。三善 晃新作「5つの素描 ユ-フォニウムとマリンバの為の」初演。8月「原田節リサイタル」にて一柳慧作曲「対流」初演。(横浜教育会館)
1991年
10月サントリ-ホ-ルに於て文化庁芸術祭参加。~透明な音源~開催。11月ベルリン日独センタ-に於て「サヌカイト寄贈式コンサ-ト」に出演。
1992年
11月、福井県民ホ-ルにて保科 洋作曲「マリンバコンチェルト」初演。11月、石川県民会館、国民文化祭「タイコ祭り」ゲスト出演。
1993年
6月CD「サヌカイトのうた」リリ-ス。
7月コア石響主催「サヌカイトの響き」2日連続コンサ-ト出演。(東京四谷)
1994年
2月ワシントン州立大学・アイダホ州立大学合同主催の「ライオネル・ハンプトン・ジャズ・フェスティバル'94」に出演。
12月福山市リ-デンロ-ズ・オ-プン記念コンサ-トに出演。(広島県 福山市リ-デンロ-ズ会館)
1995年
3月埼玉県和光市文化ホ-ル・オ-プン記念コンサ-トに出演。
4月広島市主催、被爆50周年式典にて「レクイエム」演奏。
7月国際吹奏楽祭、浜松アクトシティホ-ルにてアルフレット・リ-ド作曲/指揮「マリンバ・コンチェルト」演奏。
1996年
6月新星日本交響楽団特別コンサ-ト(和光市文化ホ-ル主催)にて、安倍圭子作曲「プリズム・ラプソディ」日本初演。
2000年
ニューヨーク・カーネギーホールにて邦人初の邦人作品初の紹介演奏
2002年
5月4日東京文化会館にて 三善晃作品にてマリンバ・サヌカイトコンサート開催
三善 晃 氏
この他、NHKFM、総合テレビ、教育テレビ、西日本放送テレビなどに出演。
オリジナル作品を「現代音楽展」「Music Today」、(東京の夏)および国立劇場にて初演。
現在、「藤井むつ子パ-カッショングル-プ」主宰、日本打楽器協会会員、洗足学園大学講師、全日本幼児教育連盟副理事長。
藤井はるか
東京芸術大学器楽科卒業 2001年ジュリアード音楽院卒業 2000年4月カーネギーホールにて母 藤井むつ子と共演 現在はアメリカ各地でソロ、オーケストラ、室内楽など幅広い分野にて活躍し マネス音楽院より全額の奨学金を受けて在学中
藤井里佳
東京都立芸術高等学校音楽科卒業 代表演奏者として 他校交流演奏会に出演 2000年4月カーネギーホールにて母 藤井むつ子と共演 2002年3月 桐朋学園大学演奏学科打楽器専攻を卒業