stone instruments 石の音

Sound of sanukite vol.4 NEMURI(眠り)

サヌカイト楽器だけによる 誰もが知っている曲をけいの里で収録
COLON デビューCD  2010年3月4日発売

眠り

 販売価格 1500円(税込)

メールで注文出来ます(郵便振替です 1500円 送料無料 即納)

注文はこちらのメールフォームでお願いします。

アマゾンでも購入できます。

COLON メンバー紹介
colon01

清水真由香 写真右

1975年生まれ、4歳よりピアノ、13歳より打楽器、16歳よりマリンバを始める。
平成10年くらしき作陽大学音楽学部音楽学科打楽器専攻卒業。卒業演奏会に出
演。大学在学中は特待生として多数演奏会に出演すると共に、打楽器アンサンブ
ル「音工房」に所属し演奏活動をする。卒業後、倉敷チボリ公園専属楽団・チボ
リウインドアンサンブルに入団。現在、フリーの打楽器奏者として多方面で活
動。打楽器、マリンバ、ピアノ等後進の指導にもあたる。現在、岡山市在住。


山本智子 写真左

1976年生まれ。8歳よりピアノ、13歳より打楽器を始める。平成11年くらしき作
陽大学音楽学部音楽学科打楽器専攻卒業。卒業後、フリー打楽器奏者として活動
する傍らピアノ講師、打楽器アンサンブル「音工房」にて演奏活動をする。平成
12年倉敷チボリ公園専属楽団「チボリウインドアンサンブル」に入団。現在、倉
敷中央高校のマーチング指導講師、打楽器、ピアノ等の指導にあたる。現在、真庭市在住


ふたりは一昨年よりサヌカイトの演奏活動しており 2007年12月24日日本テレビ
「思いっきりいいテレビ」でサヌカイトの生演奏を行うなど活躍中
昨年の10月から今年の3月サヌカイトの演奏で香川県の島など6箇所でライブをおこなった

収録曲

1. 少年時代 井上陽水 3:39
2. 上を向いて歩こう 中村八大 3:37
3. 千の風になって 新井 満 2:30
4. 早春賦 中田 章 2:04
5. 涙そうそう BEGIN 3:08
6. ふるさと 童謡 2:15
7. Amazing Grace 作者不詳 2:03
8. 浜辺の歌 成田為三 3:36
9. 見上げてごらん夜の星を いずみたく 3:12 1
0. 花~すべての人の心に花を~ 喜納昌吉 2:29
11. 花 瀧廉太郎 3:03
12. 里の秋 海沼 實 3:11
13. 赤とんぼ 山田耕筰 1:56
14. 宵待草 多 忠亮 2:58

歯アート美術館イベントチラシ
歯アート美術館ライブポスター

「サヌカイトの魅力とは何ですか?」と質問された時、何と答えれば良いのかといつも言葉に詰まってしまいます。
サヌカイトには想像する以上の不思議な魅力が沢山あり、簡潔に言葉に表すのがとても難しいのです。
サヌカイトはガラス質の古銅輝石安山岩で、『讃岐岩』ともいわれ、古くから讃岐の人達には『カンカン石』という呼び名で親しまれてきました。この石は現代に生きる私達が想像も出来ないくらいの太古の時代より存在していました。今から約1300万年前、火山活動によって噴出した溶岩が急激に固まった事により現れたとても珍しい岩石で、世界の中でもこれほど美しい音の出るサヌカイトは唯一、香川県坂出市の金山、国分台付近にしかありません。現代人の祖先となる、ホモ・サピエンスがアフリカで誕生したのが約20万年前になりますので、その時代背景を頭に思い浮かべながら、私達の耳へと届く美しい音色を聴くと、何とも言葉では表現し難いサヌカイトの奥深さを感じ取れるのではないでしょうか。聴く人をたちまち魅了してしまうサヌカイトの音は、人間の耳には聞き取ることの出来ない高周波音を発しており、その音響効果で "脳の活性化"や"集中力を増す"といった事が、多くの学者の研究によって判っています。次に、楽器としてのサヌカイトの紹介をしたいと思います。今回の録音では2種類のサヌカイト楽器、『ソウ』2台と『石琴(せっきん)』を使用しています。ソウは円柱状に加工した石を木製の枠に紐で吊り下げたものです。同じ音を続け様に叩くと前後によく揺れます。その響きは透明感をもちつつも、丸く、温かみのある音色が特徴的です。(音域・2オクターブ半) 石琴は見た目が木琴に似ていますが、音の出る鍵盤部分は石を細長くカットしたものを台に並べています。木琴の様に台に固定されていないので叩いているとたまに震えたように動く事があります。その響きは石本来の姿を思わせる様な、素直で愛らしい音色が特徴的です。(音域・2オクターブ半) どちらのサヌカイトも毛糸や綿の糸で巻かれたマレットを使い、優しく叩いて音を出しています。これらの楽器はとても繊細な「石」で出来ている為、 ff(フォルティッシモ・ごく強く)で音の表現をすることにはあまり向いていませんが、pp(ピアニッシモ・できるだけ弱く)等、繊細な表現をしたい時には気持ちよく応えてくれます。サヌカイトを演奏していて、音の表現に合わせるように鍵盤が揺れたり震えたりする様子は、時に、生きている物のように感じられもします。

私達は、深い歴史から甦った"石の声"の代弁者として、いつまでもサヌカイトの唄を奏でて行きたいと思います。サヌカイトの魅力、それは一言では語りきれないものだからこそ、その美しい音色は、聴く人の心をたちまちに魅了してしまうのではないかと思わずにはいられません。

2010年3月 清水真由香