喫茶店の音楽

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 はソロ楽器が良くてしかも低域が効いたスローなやつ となればチェロか 名古屋のとある喫茶店(名前忘れたので)古いビルの路地を奥へ 細いドアに入るとすぐに狭い階段 古びた木の内装 香りよいコーヒーが迎えてくれる ネルドリップでブレンドとシナモントースト 朝食です 落ちついた空間で時間がゆるやかに流れる エアコンの暖かさではない木と火と自然なぬくもり CDをかけ替えたようでゆったりとしたチェロが バッハ無伴奏だ(それくらいは判る) 奏者は判らない ヨーヨーマしか持ってないしね 店員さんに訊いたらCD持ってきてくれた János Starker ヤーノシュ・シュタルケルと読むのか 有名らしいが失礼にも知らない人だ 1962年マーキュリー録音 とっても柔らかい演奏の印象 5m先の天井近くにあるスピーカーがBOSE(はや田で鳴っているのと同じ)でエッジの効き具合まで判るような鳴らし方ではない 小音量 気持ちよく聞こえたのだ 朝のひととき素晴らしい

 帰ってアマゾンで購入したのは 1992年録音のCD(3回録音しているらしいのだ) 1924年ブダベスト生まれ 年齢も70歳近くなっての録音だから 枯れた音が出てくるものと思ったが意外にも力強い どちらかと言えば心臓にズンズン響く 情をぐっと込めているかのように届く きちんと演奏しているぞ的モニタースピーカーよりは小径の優しいスピーカーで聴きたい 先生に勉強しなさいと言われた気がしたので 全部聴かずに カザルスの「鳥の歌」を持ち出してしまった 次回は山で聴いてみよう    

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2012年1月

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