2010年4月アーカイブ

電車の旅

100430.jpg 名古屋だったか牛飯弁当

 最近西へ東へ走り回っているから(ゆっくり食事しない)朝昼晩と駅弁だったり 寂しい 美味しい駅弁を探すのだが それほど「やったー」弁当には出会わない やっぱり冷たいからね 岡山みよしのの祭り寿司は有名 そこの新製品を買ってみた 開けるとと臭いが周りに広がるのははばかるから お酢が強いものは避けていたが 新しいに惹かれて購入 見た目も美しく酢も柔らかい 作って時間が経っていなかったから良かった ビールでも飲みながらっていう旅もしてみたい 今日はとうぜん温かいお茶です 残念ながら

1006052.jpg 見た目もよろしい彩り

夜明け

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 瀬戸大橋を渡っている 朝日が昇っていって美しい瀬戸内海はブルーに染まり「ルース・アズール」みたい ゴールデンウィークだなあ 混むから昔から好きではない 想い出すのは20数年前 メルセデスEクラス230Tで東京に行った帰り 横浜の友人と会って帰宅へ5月1日だったかなあ良く覚えてない 高速に上る道から大渋滞 乗ったと思ったら渋滞50km ひゃーのろのろ進むがある地点からすーっと進み出す不思議を体験 田舎モノだから でもオシッコも出来ないから以後気をつけることに GWに移動するのも考えものです だからだいたい会社や家の片付けが中心となる 普段出来ないこともしようと思うけど すぐ終わっちゃう ヒトダカリは人集りと書く

仕事に幸せを見いだした人は美しい 心を養う謙遜と親切で愛のこもった行動を

宿命よ来るなら来い 何のために生きる 自分を肯定的に見つめる 考える
成長するには木でも支えが大切 支えに自ら生きる力を湧き出させて 生きる力を取り戻す
自信がないと自分の中の素晴らしい力が見えない 

もうすぐGW

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 ゴールデンウィークになると「うどん」が食べにくくなる 気がついてちょっと「彦江」に顔出して すでに天ぷら等は無くなっている午後1時半すぎ もう麺も取り置き残り少々 でもお腹に入ればよいね 最近お昼も食べないことが多いので(気がついたら2時とか) 基本的に朝ごはんはほんの少しだから お昼を食べないと身体に悪いね 晩ご飯食べて夜食もとなると最悪だ 改善改善

 オヤジの本が実家でそのままだから 少しは片付けしないといけないと思い(けいの里にオヤジの品々を集めましょう) 段ボール箱を日の出製麺でいただいてきてとりあえず箱詰め 30箱 まだまだたくさん 片付けながら昭和初期の化学関係の本を開いてみる 本のあいだから昭和30年にカリフォルニアに行った書類が出てきた まだ財団法人だった日本交通公社からの手紙 横浜から船で行ってくれとか しかも片道切符 大変だったろうなあ でも楽しかったに違いない 想い出しながらだから時間がかかる 1冊1冊だ

演奏しやすい

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 小松さんが演奏しているのは新しい「枠」に吊られたサヌカイト これまでの枠は二つ折りになっていて どうしても中央部分でサヌカイトの間隔が広くなり 3本4本とスティックを持つと演奏に難が生じていた 小松さんの要望で 児玉さんが上手く?処理して同じ間隔に吊れる枠が完成 東京とけいの里にひとつずつ設置 ひとつ前進

 さらに石琴の台も 黒鍵部分と白鍵の段差を小さくした ほんの2センチが演奏のしやすさを生む さらに前進 さらに前進 やっぱり演奏者との話し合いや 他の楽器の研究も再開するかな 時間無いけど

柔道大会

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 坂出ロータリークラブ主催の第41回坂出柔道大会 幹事だから初めて出席 剣道少年だったから柔道には興味が無くこれまで行ってなかった なかなか面白い 子供達の身体の柔らかさや(こりゃ捻挫もするね) 大人の迫力 熱気に包まれ終了 大会後は柔道関係者の方達と懇親会 最初にお酒をついで回って早めにお帰りください(参加したことのあるロータリー関係者の言葉)とのことだったが なんだか帰られない お酒をつい出回っていたら 私の場合1カ所に時間がかかって結局最後まで いやまだ数人の輪に入って最後の最後まで 楽しいからなあ ダメだなあ 喜んでくれたから良いか ははは

観に聴きに来て下さい

1004202.jpg LUZ AZUL 東京デビューコンサート Futurering 小松玲子

2010.06/01 Tue  紀尾井ホール OPEN 18:00  START 19:00
インターネット前売りは イープラス http://eplus.jp にて
全席指定 前売り S席4,500円 A席3,500円  学生席1,500円(税込み 当日は+500円)
電話でのチケット購入は 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061 (10時~18時/日・祝休)
及び(株)興仁 0877-45-4201 or  mail@sanukite.com まで

http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002038919P0030001P0006
上記でネット購入出来ます(会員登録必要) 電話でもメールでもOK

と云う内容 写真ははがきを作って東京近郊知り合いの方々にお送りする予定
文章は

父の遺志を継ぎサヌカイトの
新たな展開を模索しながら 日々を過ごし
歴史的な研究 鉱物としての研究 音の効果も
楽器としての精度を高める事も
サヌカイトだけの演奏会も回数を重ね
多くの出会いの中から昨年生まれた
ルース・アズールとサヌカイトを愛するスタッフ
才能あるメンバーと共に
優しくて ダイナミック ジャンルを超えた
東京での久々のサヌカイトサウンド 
想い出に残るコンサートを・・・

時よ鎮まれ
安らぎと想像の響きが今ここに
千三百万年の時空を越えて
音の鳴る不思議な石 讃岐の心音
サヌカイトの宇宙を
小松玲子を中心に誕生した
マリンバ・パーカッション ヴィオラ ピアノ
ヴォーカル そして ウード
五人のユニット ルース・アズールが
蒼い光の中で
新しい世界を描き出します

近々ライブ映像を期間限定で(たぶん)ホームページにアップします
thhp://www.luzazul.jp  或いは http://www.sanukite.com

これから頑張って営業します コンサートの出来には自信あるけど
お客さんが来てくれないと これは辛い

プロじゃないけど

041020.jpg プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか / P・F. ドラッカー

仕事をするにあたって向きあうべき最も重要な3つの問いは
1.何が目的か 何を実現しようとしているのか なぜそれを行うか
2.それを全くやらなかったとして 何が起こるか
3.「(自分の仕事は)何によって憶えられたいか
である そうな理解できる 特に2は目から鱗 いやあ強い
私は色々なことをやっているけどどれ取ってもプロとは言えない 不器用暇無貧乏
この本難しく面白い ちょっと気後れ 全部は読めてない です

人材は、企業規模とは無関係である
万能選手はなかなかいない
経営者に必要なのはキャラクターの高潔性だ
企業にとって何よりも大事なのは 新しい生きた「アイデア」をどう生むかだ
効率的な企業は 問題中心主義でなく むしろ機会中心主義である
「科学的経営経済学」などは存在しない 業績を上げる方法は、実は誰でもが承知している
自分が得意だと思っていることに 溺れるな 物事の"本質"を鋭く透察する心を持て
道楽息子に家業を継がせるな
有能さは修得できる
物事は、人が思ったり、言ったりすることの2倍かかる

経営コンサルタントというか 企業思想家だ ただ 判っちゃいるけど出来ないのが事実
わたくし やっぱり経営者には向かないのかな
まずこのような本は買わない いただきもの
今日もばたばた 部屋が汚い 片付け進まない ちょっと座ってひとよみふたよみ
 
関係ないけど一言ふたこと
忙中閑あり 苦中楽あり 死中活あり 壺中天あり 意中人あり 腹中書あり 最後が良いね

姿 その弐

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 私のようにバタバタした人間には似合わない茶道ですから 眼は不確か とりあえず鬼萩好きではない 怖そうで心が落ち着かない 萩なら坂 高麗左衛門の茶碗でいただく方が気が楽で落ちついたりする(実は何がよいか判っていない) 姿と云うからには 写真のこれは美しいと思う先代11代三輪休雪のもの 柔らかさと気品 展示会などで過去たくさん見てきたけどこれが一番(単なる素人私見) 

 ここにあるのは少し物語りも ある人が30数年前お正月に萩へ 1月2日だし店など開いていないが 広島の友人と萩を楽しむ 同行しているのは三輪休雪の庭師の方 正月お客をしている休雪のお宅におじゃまして(全くおじゃまだ)でも何故か気に入られ お茶を点てていただき作品を説明していただく中で 休雪のお部屋の違い棚に飾ってあったお茶碗をわけてくださいと言ったとか ひゃー大胆 しかし意外にも了解を得て 喜んで持って帰ったと云うお茶碗(しかもお代は後払い) 休雪お気に入りの椀だからそりゃ素晴らしい お宅も素晴らしかったとか(お世話になった庭師の方はすぐに亡くなったと云う) 休雪からのありがとうのお手紙が残っている 大きな豪快なキレのある文字 芸術家の字だ

 不器用な私は落としそうで ある意味宝物だからこれで飲んだことない というか一度しか使ったことない あるお家元の奥さんにだけ(どれにしますか で お選びになった) 出していても軽い地震で倒れそうだし 結局なんのため でも美しい姿 バランスだ 傍らにあればよいのかな お茶道具の姿と云えば 茶杓に一番メッセージを感じる 作り手と自然 

トルストイの生涯 / 藤沼 貴

100418.jpg トルストイ没後百年

嫉妬とは愛の保証への要求である
すべての幸福な家庭は似かよっているが 不幸な家庭はどれもが それぞれの流儀で不幸である
理性はしばしば罪の奴隷となってこれを弁解する
もし善が原因を持っていたとしたら それはもう善ではない もしそれが結果を持てば やはり善とはいえない だから 善は因果の連鎖の枠外にあるのだ
愚かな人間は沈黙しているのが最もよい だがもしそのことを知ったならば もう愚かな人間ではない
芸術は一種の虚偽である 私はもは美しい虚偽を愛しえない
芸術は技芸ではなく それは芸術家が体験した感情の伝達である
芸術は人類進歩の機関のひとつである 人間はことばを通じて思想のうえで交わり 芸術の形象を通じて 現在のみならず 過去と未来のあらゆる人間と心持ちのうえで交わっている
最上の幸福は 一年の終わりにおいて 年頭における自己よりもよりよくなったと感ずることである 死の恐怖は解決されない生の矛盾の意識にすぎない
現在の社会は 支配される社会と 各人にとって有利かつ合理的な考え方によって支配される社会とに区別して考えるほうが はるかに自然である そこでは暴力のみが人々の行為を決定する
時は一瞬も休むことなき無限の動きである

と ここまで書いて一言 新しいfirefox3.6 ダウンしすぎ使い物にならないよ って私だけ?
安心出来ない 私のバイオに合わないのか

 私にトルストイが似合うわけもなく せいぜい「イワンのバカ」くらいのもので 世界三大悪妻とか 文豪だけど戦う思想家 「芸術とはなにか」をネットで探したけれど見つからず(1958年だからなあ) ジャあ入門で昨年出た「トルストイ」を買おうと思ったが6300円もするから断念 同じ著者のこちら古本購入 ちょいと前NHKで特集をやっていたがじっくり見なかった ドストエーフスキーよりはトルストイですが どちらかと言えば頑固でネガティブな思想 お金持ちに生まれ 戦争反対 民衆の精神的柱 日本との関係 読んでいくうちに羨ましくなり あまり入り込むと私の周りの権力者や宗教関係者の悪口になるからやめとこう 気弱な自分 でも勉強になります  

「幸福」は「向上」の中にある たえず「よりよくなっていく」自分自身の戦いにある
真の文明人とは、人生における自己の使命を知得する人のことである
「死を忘れた生活」は 動物的な本能のままの野蛮人の生活である 死を意識し「死の準備」をする生活―すなわち 生命を磨く生活こそが真の文明人の 生活である
善は他人の心に善を-喚び起こし たとえそれが外に見えずとも 確かにその効果を生ずる
 

姿 その壱

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 我が家にある大好きな仏像 大きさは70cmくらい南北朝(1330~1400)時代の珍しい銅製仏 30数年前だろうか瀬戸内海のあるお寺から譲り受けたらしいが今となっては誰も知らない お顔の優しい心を落ち着けてくれる姿である 仏像の歴史的価値とか貴重性などとは関係なく「しっくりくる」のだ 周りの空気感が違う オーラを発するような仏像もあるがこれは違う静けさ 美しいモノは人によって好き嫌いもあり 基準も 価値感も違うのが当たり前 美しいモノは周りを幸せにする が 欲が絡むと不幸せにもする この仏像がどのような歴史をたどってきたのかと考えながら手を合わせたり じーっとお顔を拝見 気に入った人も過去には沢山いたろうに 時間が出来たら調べよう

 もっとも姿の美しい仏像は京都府広隆寺」に安置されている「弥勒菩薩半跏像」(日本最初の国宝) ではないか 小学生の頃に切手収集していて国宝シリーズで出た姿とお顔に惹き付けられた ため息が出るほど美しいとはこのことか 1960年 この姿に我を忘れた大学生が頬ずりをしようとして薬指を折ってしまったのは有名なお話 ドイツ人哲学者カール・ヤスパースの言葉 「私はこれまでに古代ギリシャの神々の彫像も見たし ローマ時代に作られた多くの優れた彫刻も見てきた だが今日まで何十年かの哲学者としての生涯の中で これほど人間実存の本当の平和な姿を具現した芸術品を見たことはなかった この仏像は我々人間の持つ心の平和の理想を 真に余すところなく最高度に表しているものです」 と 製作時期は朝鮮三国時代だといわれ 地については 朝鮮で造られたという説や 日本で造られた説 朝鮮半島から渡来した霊木を日本で彫刻したという説もある

 いつでも観られたら世界の平和に貢献すると思うのだが そのために生まれて来たのではないかと思う 最近心が乱れる私にとっても必要

今朝も

sakaiya.jpg 堺屋醤油 たまごかけしょうゆ

 たまごかけご飯美味しいねえ 以前からテレビなんかでたまごかけ用の醤油の話ってたくさんあったけど 買ったことが無く 最近発売された地元の醤油を買ってみると 子供も嫁さんも私もとっても喜ぶ美味しさ 当然たまごは大事ですが 「合うねえ」なんて云いながら かけすぎ注意のシールを見ながらよく食べるブーム 醤油は香川の大切な宝 うどんには醤油だからね ぶっかけ醤油も「いりこだし」を使ってる これが大事 醤油やさんの味比べも楽しい香川の特産 鎌田醤油の出汁醤油が有名ですが これも坂出 最近 小豆島のマルキン醤油に行ったらとっても風情があって歴史を感じさせてくれた 昔は町々に醤油屋さんがあって とっても親しい高瀬の森電業 かつては醤油やさん 中でよく遊んだ 大きな樽があって 落ちたら死ぬなあなんて思って走り回った記憶 懐かしいつんと来る香り

柔らかい辛さ

kirinzan.jpg 麒麟山 大辛(大吟醸辛口)by麒麟山酒造

 大辛といっても唐辛子が入っているわけじゃなし(唐辛子いっぱいだと私汗だくになるわアレルギーが出るわ) 常温で呑んだから上品な辛口加減で ある意味拍子抜け 少し冷やせばキレが出るかな でも常温だからこその香りの広がりが日本酒的ではないフルーティさ ほんのり甘さも 晩ご飯のおかず お刺身と天ぷらで美味しくじゃませずありがとう(新潟からの贈り物です) たくさん呑めてしまうぞ いや呑んでしまった

 麒麟山酒造のある新潟県津川(福島寄り)は寂しげな町だそうですが 「狐の嫁入り」で町おこしをしているようで 商工会のホームページを見ても大きく出ておりました 美味しい水のたくさんありそうな静かな景色 いかにも美味しい真面目な酒が出来そうです 最後にに「大辛」とは大吟醸辛口のことで「とってもからい」ではないそうな   

サイドショウ

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 ミュージカルにタイミング合って観賞  最近芝居を観ていない芝居好きな私 演劇ライフに投稿してしまったので 同じ意見をここに ちょいと前の話でお茶を濁すなあ すみません ブログさぼっていたので失礼 公演前にはちゃんと本場からスタッフが来て十分に指導して帰ったそうな で下記の通り 18日で千秋楽
 
 あまり期待しないで劇場へ その期待は裏切られ楽しく満足して外に出た フリークスという映画に懐かしい思いがあり 美しい人達が演ずるミュージカルには 抵抗があった しかし照明の美しさ 出演者の実力(岡幸二郎 伊礼彼方素晴らしい)音楽の良さ(5名の演奏している方の上手さ もう少しギターの音が聞こ えると良いのですが 低音も)効果的なパーカッション お話の内容は特筆するべきモノはないし理解できないところもあったが(終盤) 日本語の歌もそのう ち慣れるか 入場料払って損なし 会場の大きさ雰囲気もぴったり へたくそミュージカルが氾濫する中で是非再演が望まれる 主役二人が宝塚出身なんて関係 なく(コメントしていなかったけど素敵です) 修正されるべき点が修正されて次第に人気も出てくると思う 

ブロードウェイ・ミュージカル「サイド・ショウ」
脚本・作詞:ビル・ラッセル 作曲:ヘンリー・クリーガー
演出:板垣恭一 翻訳:平田綾子
音楽監督:宮崎誠 美術:大田創
照明:原田保 音響:井上正弘
衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:中原雅子
振付:大澄賢也 演出助手:福原麻衣

宝楽

houraku.jpg 撮る前に待てなくて食べてしまいました

 坂出にも旨いものは少々あって 我が家のすぐ近くにある鰻のお店に行けぷりっとした肉厚な臭みの無い(もちろん日によって違うけど) 鰻重が食べられる 焼き鳥も美味しいのでありがたい 美しい店ではないけどいつも常連さんでいっぱい 元気な看板おばさん在 昔は近くにほんとに美味しい「トンカツと骨付き鳥」の店があっておばあさんが一人で切り盛りしていた(もう20年前かなあ) ビールを飲みながら両方いただく すっと入る不思議な揚げ物だった このあたり(私が住む本町周辺歩いて5分圏内)には天ぷら屋さんやステーキハウスや美味しいうどん屋さんも当然あり元気な街でした 懐かしい話 時代は変わり坂出の中心は寂れてきたけど 14階建てのマンションが3つも建ったから 人はたくさん住んでいるはず なんとかならないものでしょうか
  

ヴィンテージの誘い

100413.jpg Perrier-Jouët Belle Epoque Brut 1989

 ヴィンテージモノ 古めのシャンパンはあまり呑まないけど しかもエッチングボトルが目立つのでこれまたのまないベル・エポック(フランス語で「よき時代」を意味)すぽんと抜けたコルク 大丈夫かの心配をよそに 細かい泡と (ボトルにふさわしい華の香りがすればよいけど もともとキリッとライム柑橘系にアーモンドでしょ) 少し年老いたなんの味か判らない味がするけど 年代からしたら熟成的 エレガントで上品な良品 以前ブランブラン1993を呑んだこと思い出していた

 シャンパンの楽しみは 食前の1杯というパターンが多いけど お気に入りRMの小さな造り手を探して試しに1本呑むのも楽しい 白を呑まず柔らかく味わい深いシャンパンだけでと云うことも最近ぼちぼちあったりして その場合 ミネラル感の強いシャルドネ100%の清らかなシャンパンよりは 土地の味を出した高くないシャンパンが嬉しい 
 

あわてる朝

100409.jpg社会とは何か―システムからプロセスへ /  竹沢 尚一郎

 朝早く目が覚めすぎて うつらうつら結局寝不足だなあ と思いながら歯を磨く どうも違和感がある 胸騒ぎがする 何か忘れていないか あっ 小豆島に行くはずだった 電話をすると約束の(会議に間に合う最終)高速艇に乗るまであと45分しかない ぎゃーばたばた ぎゅーん セーフ 心臓に悪い朝一番の出来事 静かに小豆島で2時間 マラソンの増田明美さんのお話も聞いた 人柄がしのばれる話しぶり テレビより話しは重い感じだが 良かった この数ヶ月島に行くことが多かったなあ 昼の食事で色々な人と話が出来て楽しい時間

 会議中に 船に乗っている間 バスに乗っているとき等々 読んでいたのは上の本 このような本を会議中に隠れて読むのも失礼な話し しかも頭に入らなくて眠たくなる 地域主権とか 勉強中だから基礎的知識も大事かと思った訳なのだ 広い意味を持つ言葉「社会」の意味とは 前半は社会学の歴史 社会について16世紀からの思想家 ホッブズ スピノザ ルソーの「社会契約」論変遷と違いや 運動家達のあまり知らなかった過激さ それから「市民社会」の形成 社会学の成立過程 歴史を並べられても私の頭には少ししか残っていないけど 読んでは引き返し理解できなくて 仕方なく進む感じ どうも文章から 社会へのネガティブな人間の「ダメさ加減」が伝わってきて 気分が良くない 統治すること 権力を求める 富を求める 社会の名の元に行われてきた様々な 貧富の差や差別 終盤 私は「水俣」に話が進んで 読むことを断念  社会学ってこのような感じかなあ 明るい未来を夢みたい私にはちょい・・・ごめんなさい 何となくダメ

アンダルシアではないけれど

100411.jpgDe mi corazon al aire (我が心を風に解き放てば) / Vicente Amigo

 ビセンテ・アミーゴ もっとも著名なソロのフラメンコギタリストのひとり まだ42歳 リリースは1991年ほぼデビューアルバム 古さは感じない 心地よいリズムで癒される感じ あまりフラメンコギターは得意ではないが 土曜日の朝我が家で洗濯のお伴に聴いていた 今日は快晴暖かく 光も風もぴったり(夜のイメージもあるが) パコ・デ・ルシアかアル・ディ・メオラ(彼のソロデビューアルバムが私のフラメンコ系ギター最初) あるいは雰囲気だけはフィル・マンサネラ 技術的な事は判らない リズムの刻み方に「彩」を感じ 当然ロマンティック 煩く感じない これが一流か人気の所以か 私はゆったりした曲が好みかな スパニッシュの血は騒がないから       

 人間の意識を中心にして考えれば 芸術は魔である 安息はない 際限なく美を追い続ける執念の世界 人間は意識の奴隷になったら休めるときがない 意識 を放り出した無意識の世界に休めることが可能 いのち全体で生きるのが無意識の世界 生死 迷悟 取捨 得失の隔て無しを徳とする お茶をやっているとい う意識が全くなく 自然にきまりに従って動く ちゃんと定められたやり方でいてそれにしばられないでのびのびと大らかにやる 無茶すなわち大道なり 道と いうものはたった一つ出て行け 出て行くな 茶をのむ 去る 来る おまえみたいな馬鹿は初めて見た は最上級の誉め言葉 これが禅の境地 人が言葉尻を とらえて ああ云った こう云ったと云い詰めて あげくの果てに一番大切な何かを失ったりする 大事なことは言葉で説明できないところにある 規則をこえ たいのちの世界 三界無法 大自然と一体になり その響きに耳をかたむけ理解する

良寛

100407.jpg 「良寛」 純米吟醸 無濾過生酒

 新潟のサヌカイト大好きさんから送られてきた3本のうち一つ そうか良寛さんは新潟か 良寛記念館があるそうで 設計は谷口吉郎氏 猪熊弦一郎現代美術館設計の谷口吉生のお父さん と言うと失礼かも 帝国劇場の設計者だし 良寛さんと言えば庶民派で有名 お話一つ 誰でも読める書を書いてくれと頼んだ人に 「一二三 いろは」と書いた 振り仮名や意味を添えようか?と付け加えた らしい このお酒 生でフレッシュ 呑み口さらっと甘く きりりがその後に 通常の純米吟醸は晩酌の燗酒を目指した酒らしいが この生酒香りが上品 後2本の紹介はまだまだ 体調が良くないのでたくさん呑めないから この1本なかなか減らないのだ どうも免疫力が低下気味 酒呑むとアレルギーが出たり 心臓が苦しくなったり 酸素が行き渡っていない感じだ 困った困った


宇宙に満ち満ちている いのちのリズムに和して呼吸している今 五十二歳の血の流れは 時に乱れ乍らも天地の寂にとけてゆく 秋冬春に誘われて日々是好日 一本の道が展けてゆく 内外の仏心に迎えられ拈華微笑 眞 善 美 聖 空 無 人情の總てを 肯定修受 慈悲として感謝 ありがとう ありがとう

 優しいヒューマンな人は傷つきやすい それは心が弱いからではなく まっすぐに頑張って強がって生きようとするからだ 硬心は折れやすい(サヌカイトも同じ)今の時代は萎えたりしなったりしながら 竹のように生きていくことが必要かもしれない その点 私は傷つかないから サヌカイトのようには 打っても響かない なんて
 

ワールドカップか

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 写真は全く関係ない三男のフットサル 週に一、二回張り切って遊びに行っているようです 口だけは達者 パスをスルーしたり昔じゃ考えられない技だ ループシュートしたり 全然決まらないけどね 今の子供は知識は凄い 今日は日本代表のサッカー観られなくて良かった 観てたら辛くなったに違いない 今回のワールドカップ日本国内でも盛り上がってこないだろう 失礼ながら夢がない オシムだったらなあ「惜しむ」である インテリジェンスを感じさせてください岡田監督 私も少々サッカーやっていたから思いはあるのだけれど(下手くそです) 

 己の労を軽んずべし 素朴と敬虔さと言うことが人間の本当の豊かさ 社会の価値観や習慣をあたりまえとしない姿勢 美をつかむには勇気がいる 人間は意識の奴隷になったら休める時がない 本当に休めるのは無意識の世界しかない 意識を放り出した世界しかない いのち全体で生きる大らかな世界

大好きな

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 前回秋葉原に行ったとき見つけていただ バーガーキング 訊いたら日本にもう23店舗もあるとか かつて西武系で数店舗出来たときも嬉しかったがすぐに撤退(したのだと思う) 羽田空港に着いたときからめちゃくちゃおなかが空いていたが「がまん」 秋葉原のCDプレス屋さんに注文に行くのだが 歩いて1分のところにバーガーキングはある 注文はDOUBLE WHOPPER これにコーヒーで710円 これがでかい でもさーっと食べられる嬉しさ バーガーキングの一番の違いは ビーフを鉄板ではなく直火網で焼いているということ 肉の味が独特 27年前ハワイに行ったとき たくさん食べた 好きになって海外では色々なところでも食べた ベルリンでも食べた記憶があるが・・・夢かも とにかく幸せだ 一人でかぶりつく 手がべちゃべちゃ 口もべちゃべちゃ また来よう

萬法帰一

 ある僧が趙州に問うた「萬法は一に帰す 一何れの処にか帰す」 萬法とは諸法とも云い 一切の存在を指す言葉である 一切の存在は千差万別で一つとして同じものはない だが本源を求めてゆくと 一切の存在は結局絶対である「一」に帰着してしまう この絶対の「一」を 道教では「虚無の大道」 儒教で「大極」 キリスト教で「ゴッド」と名付ける 仏教で「真如」「法性」と云い 禅家で本来の面目とか主人公と云い 絶対の「一」を指して云う その「一」を更に何れの所に帰するのかと尋ねる 天地創造の神は誰かと云うと その返答 太極は無極なり 「即一切一切即」 平等即差別 差別即平等

 萬法が一に帰るならその一つも又萬法に帰る 萬法はそのまま「一」である 一椀の茶に萬斛(まんごく)の味わいを汲み取ることが出来ます 趙州は終わりに「わしは青州で衣を作った 七斤の重さがあった」とさらりと答えた 七斤の重さも 飯を喰うことも 茶を喫することも 寝ることも起きることも一挙手一投足すべてに「一」に帰する 理屈張らぬさりげない境地こそ大切で これに徹すれば 一椀の茶に萬斛の味わいを汲み取ることが出来る あらゆるものが一つにつながり 関わりあって存在しているということ
 
 この問答は 「萬法帰一一帰何處」 「我在青州作一領布衫重七斤」 だけ こねくり回すと理解できるのか それでは「禅」ではないでしょう 自然に受け入れるだけなのか でも私は禅者ではないのです やっぱり解説は少々必要 ちなみに趙州は唐代の僧

 最後に今朝 ジャイアンツの木村拓也コーチがお亡くなりになりました とっても好きな選手だった ご冥福をお祈りいたします だんだん顔が良くなっていった人だと思う 私より15歳も若い 早い 私はバタバタ人間です ある後悔から そういう事があってもまた後悔しないために いつもいつも走り回っています だから時間が惜しい 焦るから時間の使い方がまずかったりする イライラもする(禅人ではなく出来れば善人で) くだらないことに時間を使いたくない でも そのくだらない(と思ってしまう)ことを一生懸命している人がいるから つい時間を割いて一緒にやってしまうんだなあ 元気で長生きしたいですね


ほどほどに

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 景色は美しい 桜咲く山の頂上から観た瀬戸内海の美しき夕暮れ 今日は いつもバタバタしている私が考えてもおいそが氏だった ホントは景色なんか観る余裕もない(街ではもう桜の花びらがたくさん舞っていた) 山積み難題解決しないなあ 坂出税務署に行ったら気安い署員から「前田さん確定申告まだですよ」だって なんで知っているのだ 早くだそう 「また余分に納めることになりますよ」 だって わかってらい へんっ「また」は余分だよ DVD制作しているのがなかなか完成しない iMac頑張ってます 一日中頑張ってくれてサンキュー ソフトもなんだか知らないうちに買ってしまった 徐々に昔のマック使いが身体に蘇りつつある 今日もまだまだ寝られません 一昨日2時半 昨日1時半 今日は・・・そう 朝も早いし寝不足だ ブログも簡単に終わらしましょう

六然
自処超然 いついかなるときでも 自分を出して生き 出した自分にとらわれずに 自分を棄て去る
処人超然 いついかなるときでも 人を活かし 活かした自分にこだわらない
有事斬然 いったん問題が生じれば すべての力を出して 果敢に立ち向かって解決する
無事超然 何事も無いときには 心を平静に保ち、自分自身を見つめる
得意澹然 絶頂期や得意満面の時には 増長することなく 冷静になって自他を見つめる
失意泰然 失敗したり 失意にあったときには めげず あせらず 心をゆったりともつ   

地面から

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 けいの里の芝生に寝っ転がり 空を見上げる 満開の桜 若々しい緑の葉っぱ その奥に真っ青な空が広がる 桜の枝が上に向かっている姿はなかなか見る機会のない形 ちょうどお昼 太陽は緑に隠れているから眩しさも和らぎ だんだんと目が慣れてくると 桜の花びらが私に覆い被さって空ごと落ちてきそうな錯覚 桜の花びらがくっきりとして怖い 太陽の光が暖かい 嫌なことは地面が吸い取ってくれそう このまま寝たら幸せすぎてそのままになるかも 誰も来ないからさらにありがたい 泉からの小さな川の流れ さらさらと音を 鳥のさえずりは360度 地面からも身体に山の震動が伝わってくる CDにしても伝わらないね でも使命の重さも感じて立ち上がった ちょっとくらくら 10分で何かが変わる

 応無所在而生其心
 本来無一物
 無所在無住不住

 おこすべき目当てと何も持たずに心をおこすこと 無意識の中に心をおこす 何も執着しないで心のはたらきが動いていく 別の言い方をすれば 仏の心を心としていく 何か説明の付かない大きな力が動いて考えさせ行動させる 信心決定

 リルケ 芸術作品は危険をものともしない人 経験をきわめ他の人が踏み越えることの出来ない所まで至った人から生まれる 遠くまでゆけばゆく程 生命はより固有で私的で孤独なものになる

Emmanuel Rouget / Vosne Romanee 2005

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 いやいやこのところワインもろくに呑んでいないし おいしいものを食べたいという思いも少ないから 車が欲しいとかもあまりないし ブログネタもないよ こりゃ色気がない 時間が無いというのも言い訳かも 寂しい ちょっと楽しみが移動中とも 汚い血解消に向けて自然派になるか 無理だろうなあ そういえば腎臓結石検査に行っていないし だいたい酒が弱くなった で 今回3日連続食ネタを  

 「かんだ」にワインを呑みに行く 失礼な話しだがまあそんなことも許して貰えるありがたさ 空いてるよとショートメールが届いたのでつい 最初に感謝しておくけど 色々(海が荒れてなかなか手に入らなかったであろう旨い鯛も)出してくれたけど 「じゃワイン呑みに行くね」と言っていたので冗談のワイン代だけ リストを見たら ちょっとこれまで入れていなかったワインをいくつか見つけた その一つ 早すぎると思うけど村名モノだし「いくらかこなれているかな」でエマニュエル・ルジェ ボーヌ・ロマネ2005 アンリ・ジャイエの跡を継いだと言われるのも大変だろうなあ(甥っ子だったかいな) なかなか見ることのない名前 比較的リーズナブルお値段で でもやっぱりアルコール感が勝っていて まだまだみたい 多分2回しかこの造り手のワインを呑んだこと無いから 「本物」の味を知っていないかもしれない 薄めのジャムっぽい味が(酸味もそんな) 1時間くらいで優しく むーんなめらかには遠いね もっとゆっくり呑みなさいって主張 私はせっかちだ 頑張って次はいつ呑む機会があるか判らないので覚える努力したぞい ヴォーヌ・ロマネ一級クロパラントーが美味しいのは判っている 高すぎるし そろそろ美味しくなった(2002年とか)年代はちょっとちょっと 安くて美味しい を探してみますか 神田さん どこに向いていくのか楽しみでも心配でもあります 

 真実 覚りである 般若波羅密多はいのちであり 智であり 行そのものであるから一つを見ても全て どこを見ても一つという いろもののわかりである 一本の小枝を見ても それが全宇宙であり 且つ自分とも一体となっているというわかりである 真実とはこのわかりそのものなのである いのち 命のこと ひっくるめた般若波羅密多のことをわかりと言っている これが神と共にいると自覚した時 釈尊の行の中にいるということに通じる 我慢も辛抱もしない 無理をしているのではない 只喜び幸せにやっているに過ぎない ごく自然で適当で一番楽で気持ちが良い 淡々と素直に堂々とやれる 楽天的肯定的 今を与えてもらっている この今が仏なんです 今がもう神

 何を書いているのか自分でも判らない(理由はある) まあ一日200程度のアクセスだから 間違っても読めなくても意味不明でも迷惑かけるようなブログでもなく また明日
     

寒いテラス

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 久しぶりのアクアパッツァ ソムリエ滝原さんは他の店に手伝いに行っているとかで顔が見られず残念 彼におまかせがここではあたりまえだから 少し考えて あった これ知ってる シチリア パラーリのファーロ2005 センスの良い選択だなんて勝手に思ってにやり(数年前にカンベロ・ロッソでイタリア最高評価) 一人でどんどん呑めてしまう 比較的繊細で華やかな明るい呑み味 酸味は楽しめる程度の強さ テラスで呑んでいるのでがんがんアルコールで暖まらなきゃ 野菜を暖めたオイルで食べて 前菜は結構楽しめる4種 こんなにおいしかったかあ 嬉しい誤算 比内地鶏がジューシーなささみの様で素晴らしい 近くのACCAは店舗改装中でした  

静寂 限りない静けさ 
宗 あらゆる事物の根源で 天を持って宗となす  
 
 惚れて惚れず悲しんで悲しまず超えて超えず と二つの世界の重なったところを持つ 禅 自分と相手がひとつになってなんのこだわりも感じさせないということを大切にする 天地と我と同根万物と我と一体 僧肇 人が仏様の方に向いているかぎり人は信じてついて行く仏を信じている 人は仏に結びつけて貰えるからついてゆく この世界を調和あらしめ大勢の人々を幸せならしめようとするかの大いなるものの 働きかけのままに素直に生きてゆこうとする すなわち仏様に頭を下げ随順して生きてゆくこと これを南無阿弥陀仏という 南無とは 帰命する 頭を下げる 随順する どこまでもついてゆきます 阿弥陀仏とは 無量の光 無量のいのちであるかの大いなるもののこと これをこれを一息に 南無阿弥陀仏というのである

久々久田の話

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 あら前田さん久しぶりですね元気でしたか この前は何時来たのか記憶に残っていないけど 1年くらい?2年? まあ良いではないですか 車大好き同士の話しが出来る(今の私はダメですが) レストア中の車がもうすぐ仕上がるらしい 確か1952年の 我慢のため今の車は本田のフィットだとか いろいろ面白い話しがカウンター越しに 料理も日本酒と共に 自家製とかオリジナルな美味なる小品が続いて出されて ゆったり楽しむ 最初来た頃とはずいぶん味も変わって今の方が好き 相変わらずお客さんは広尾らしい人達ばかり(どんなの?) また来るね そのときは私の車の話しがしたいなあ 大きなイカナゴを軽く焼いたのもおいしかったし 最初の付きだし「おかゆ」も酒を呑む私には優しかった

 機械あれば必ず機心アリ 機心胸中に在すると純白備わらず たくらみ心が胸中に在すると 本来の神なる生定まらず 根源的心理が生活を支えなくなる 機械という文明の利器が人間を便利にすると 人間の心を機械のように 非情無情にして無意識的に良心を麻痺荒廃させる
 ゴーギャン曰く 自然をそのまま模写しないのです 芸術は抽象なのです この抽象を自然の前で夢見ることで引き出すのです
 無為の音 ラヴィ・シャンカール ステージに座っていながら インドの草原に座って風の響きに耳をかたむけ 風のささやきに和して演奏しているかのようだ 自在な姿でシタールを演奏する
 有為の音 インドの詩人ダゴール詩集を開いてみよう 「この偉大な宇宙の中に」

この偉大な宇宙の中に
巨大な苦痛の車輪が廻っている
星や遊星は砕け去り
白熱した砂塵の火花が遠く投げとばされて
すさまじい速力でとびちる
元初の網の目に
実在の苦悩を包みながら。
苦痛の武器庫の中では
意識の領野(りょうや)の上に広がって、赤熱した
責苦の道具が鳴りどよめき
血を流しつつ傷口が大きく口をあける
人間の身体は小さいが
彼の苦しむ力はいかにはてしないか
創造と混沌の大道において
いかなる目標に向かって、彼はおのれの火の飲物の杯をあげるのか
奇怪な神々の祝宴で
彼らの巨大な力に飲みこまれながら――おお、なぜに
彼の粘土のからだをみたして
狂乱した赤い涙の潮が突進するのか?
それぞれの瞬間に向かって、彼はその不屈の意志から
かぎりない価値を運んでゆく
人間の自己犠牲のささげもの
燃えるような彼の肉体的苦悩――
太陽や星のあらゆる火のようなささげものの中でも
何ものがこれにくらべられようか?
かかる敗北を知らぬ剛勇の富
恐れを知らぬ堅忍
死への無頓着――
何百となく
足の下に燃えさしを踏みつけ
悲しみのはてまで行く、このような勝利の行進――
どこにこのような、名もなき、光り輝く追求
路から路へと辿(たど)る共々の巡礼があろうか?
火成岩をつき破るこのように清らかな奉仕の水
このようにはてしない愛の貯えがあろうか?

 日本はインドを大事に ダゴールの様な人間が今のインドにいるかどうか知らない 岡倉天心が意気投合したように アジア的精神の凄い部分で協調できるのはインドと日本 彼が説いた「Asia is one.」 連携出来るとすれば政治ではない 


 
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