トルストイ没後百年
嫉妬とは愛の保証への要求である
すべての幸福な家庭は似かよっているが 不幸な家庭はどれもが それぞれの流儀で不幸である
理性はしばしば罪の奴隷となってこれを弁解する
もし善が原因を持っていたとしたら それはもう善ではない もしそれが結果を持てば やはり善とはいえない だから 善は因果の連鎖の枠外にあるのだ
愚かな人間は沈黙しているのが最もよい だがもしそのことを知ったならば もう愚かな人間ではない
芸術は一種の虚偽である 私はもは美しい虚偽を愛しえない
芸術は技芸ではなく それは芸術家が体験した感情の伝達である
芸術は人類進歩の機関のひとつである 人間はことばを通じて思想のうえで交わり 芸術の形象を通じて 現在のみならず 過去と未来のあらゆる人間と心持ちのうえで交わっている
最上の幸福は 一年の終わりにおいて 年頭における自己よりもよりよくなったと感ずることである 死の恐怖は解決されない生の矛盾の意識にすぎない
現在の社会は 支配される社会と 各人にとって有利かつ合理的な考え方によって支配される社会とに区別して考えるほうが はるかに自然である そこでは暴力のみが人々の行為を決定する
時は一瞬も休むことなき無限の動きである
と ここまで書いて一言 新しいfirefox3.6 ダウンしすぎ使い物にならないよ って私だけ?
安心出来ない 私のバイオに合わないのか
私にトルストイが似合うわけもなく せいぜい「イワンのバカ」くらいのもので 世界三大悪妻とか 文豪だけど戦う思想家 「芸術とはなにか」をネットで探したけれど見つからず(1958年だからなあ) ジャあ入門で昨年出た「トルストイ」を買おうと思ったが6300円もするから断念 同じ著者のこちら古本購入 ちょいと前NHKで特集をやっていたがじっくり見なかった ドストエーフスキーよりはトルストイですが どちらかと言えば頑固でネガティブな思想 お金持ちに生まれ 戦争反対 民衆の精神的柱 日本との関係 読んでいくうちに羨ましくなり あまり入り込むと私の周りの権力者や宗教関係者の悪口になるからやめとこう 気弱な自分 でも勉強になります
「幸福」は「向上」の中にある たえず「よりよくなっていく」自分自身の戦いにある
真の文明人とは、人生における自己の使命を知得する人のことである
「死を忘れた生活」は 動物的な本能のままの野蛮人の生活である 死を意識し「死の準備」をする生活―すなわち 生命を磨く生活こそが真の文明人の
生活である
善は他人の心に善を-喚び起こし たとえそれが外に見えずとも 確かにその効果を生ずる