2010年7月アーカイブ

Rhythms Del Mundo Revival

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 本日は車にて大阪さっと日帰り それなりに収穫もあって良かったなあと 渋滞も帰り阪神高速神戸あたりで工事のため渋滞があった程度 ランチはハイアットリージェンシー大阪のイタリアン「バジリコ」で 濃いめの味で美味しくて満足した 働いている方がほとんど中国人(それぞれ見た感じ能力に差はあるが) フロアマネージャーらしき女性の方はしっかりしていてキビキビ さすがだ ただ私の体調はイマイチ 先週たくさん歩いてから腎臓の石が降り初めて痛くなっていて鎮痛薬のみのみの毎日 更に今日歩いたから帰りに更に更に痛くなり こりゃ病院かと真面目に考えたがボルタレンはエライ 毎日毎日色々なことが起こるけどそれは自業自得というモノです 辛いことや嫌なことを上回る幸せがあるから

 今月26日発売(日本未発売)されたばかり モアイ像が気になって購入(でもないが) ケニー・ヤングというアメリカ人プロデューサーが作ったバンドと ARTIST PROJECT EARTHと云う「公正で持続可能な世界を作成するに役立っている200以上のプロジェクトをサポート」組織の協働(と私は理解) 2004年12月の南アジア津波災害 2005年8月のハリケーン"カトリーナ"災害 そして2006年のインドネシア大地震など 自然災害や地球温暖化による異常気象などが大きな社会問題となってきている21世紀の世界 その被災地域を支援するために設立された基金 賛同するビッグ・アーティストたちが結集するプロジェクト第3弾 チリ ハイチ チベットへの支援を目的に Bob Dylan Green Day Coldplay Franz Ferdinand KT Tunstall等が協力 有名な曲のセルフカヴァーやリメイク 単なるカヴァーの集まり

 重い目的とは別に 音楽的にはボブ・ディランの「A Hard Rain's A Gonna Fall」が公認リミックスされて納められているとか ビージーズの「Stayin' Alive」が原作を感じさせないノリの良いラテンな曲に変身 KT Tunstallがジェファーソンエアプレインの「somebody to love」を太いヴォーカルでカヴァーしていたり単純に楽しい夏向き楽しいアルバム 輸入盤は8月9日からアマゾンやHMVで買えるよん 私はUS iTuneダウンロード


   

The Way Out / The Books

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 エルグランドで走り回って 身体に車の揺れ疲れが来ている お腹が空いたり喉が渇いたり 私はどうも上手く時間を作ることが下手で 結局ずーっと動いている まあ色々あったが今日も一日が終わるなあ 評価点は40点くらいと云うことで あまり考えずもう寝ます 明日も早い

 こんな時 たまには無機質なリズムを聴いてみる 最近では少なくなったサンプリング音の多用 生ギターを使ってフォークっぽいエレクトロサウンド the books の 7月にリリースされた4作目で5年ぶりのアルバム ニューヨークのデュオ(ニック・ツァムートとポール・デ・ヨング) 古くさい軽いビート感(いま新しいのかも)があり 力強くなくシュール 心もないように思えるが暖かさを感じさせるのは何故 ブライアン・イーノが誉めたとかで買ってしまってからもう5年も経つなんて 嫌いじゃないけどユニークで 全部真面目に聴きたい音ではなく ハーモニーの美しさを感じながら聞こえているだけなら なにも考えずも 良し

            
   



時間の園丁 by 武満徹

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 夜は雨が降り続き朝も少し肌寒い感じもしたが 夕方事務所にいても汗だくである 今年は「暑いですねえ」としか人と話をしていないかもしれない あまり言わないことにしよう 自然は意地悪をしているのではなく これが「ごく自然」というもの 昭和30年代の本を見たら「最近は異常気象」と書いてあった 結局いつもいつの時代も異常気象なのか

 自然から学ぶことは余りにも多い 自然の(この地球の)記憶の層の 深い 遙かな連なりを見出すのは 私のような者には とても容易なことではないが せめて季節毎の変化の相 その推移を感じ取れる感受性を身につけたい それは 私に 音が語りかけてくれる毀れやすい言葉の表情のいろいろを聴き逃すことがないように 働きかけてくれるだろう

 作曲家武満徹の著作 時間の園丁(ときのえんてい) 園丁とは庭師のことだが 毎日新聞の夕刊に不定期連載されていたエッセイを集めた 武満徹最後の本 柔らかな文章で 作曲と云うことの難しさや絶望感も解るが 毎日追いまくられて生活している私はに 「ストップ!」と言われているようである 自然に耳を傾け 心を自由にすれば 何かが感じられると教えられ 現代はそれが徐々に無くなっているのだから 音楽はそれらを救えるか(優秀な人達頼むよ) あるいはSACDが衰退するように圧縮された音楽だけが残るのか そんなこと無いよと思うけど 企業が作らなくなってきているのだから方向はマイナス ソニーさん頼むよね

 

石の教会

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 単純に サヌカイトのライブをしたい場所のひとつが 軽井沢にある「石の教会」 成り立ちも誰のモノかも詳しくない(星野リゾートという軽井沢で結構派手に事業展開している会社らしい) 多分 人気の結婚式場となっているであろう空間に身体を入れたとたん ハッとして 良いところに来たなあと思ってしまう 最初に言ったように キャパは70人くらいか ここでライブをしたら雰囲気良いに違いない(サヌカイトにふさわしいか実現するかは別) 石同士でね どうかな
 
 上質なサヌカイトの音が香川の「あるところへ行けば聴ける 何カ所かで」 そんな場所を作りたいという人が多くいらして 私もよく考えるのだが サウンドスケープなどと言って人工的に作ってもほとんどは上手くいかない(サヌカイトでも経験した) 「なじみ」という歴史と「違和感の無い」必然性 栗林公園でサヌカイト風鈴が鳴っているようで 聴きに行こうと思うが出来れば「慎ましく無理のない」音で公園の木々や水や建物に喜んでもらえるように ヨーロッパで石造りの街に教会の鐘の音が反射を繰り返しながら街を包むように 京都の祇園囃子が遠くからそよ風に乗って聞こえてくるように そんなこと言ってるから変化がないのかもしれないけど 性格だな 

古いソニーのステレオ

1007261.jpg けいの里に設置した1966年製ソニーのステレオセット

今日の話しはステレオ好き以外の方には全く面倒なモノになっています 申し訳ありません
 
 けいの里の部屋を改装中で 実家にあったステレオを置いた(私が小学校4年生の時に我が家に来たのだ) スピーカーはSS-3300で1966年発売当時1台6万円(当時大学卒初任給2万円とか) 「トランジスタ・アンプの優れたトランジェント特性を発揮するために設計された高級スピーカーシステム」 がうたい文句 3ウェイ・3スピーカー(30cm12cmコーンスピーカーと5cmホーン)・密閉方式 重さは37kg ケーブルをつないでみて初めて判ったがマルチチャンネル接続も出来るようになっている 今となっては解像度やスピード感が甘く思えるが出力音圧レベル98dB/Wと高く 軽く鳴る 今日もベルリンフィルがベートーベン5番を・・・

 プリメインアンプは日本最初のオールシリコントランジスタプリメインアンプ SONY TA-1120 当時8万8千円 このアンプ4年前までは現役にて私の事務所で活躍していた(ほぼ飾りなのですが) カタログではなんと永久保障 上記のスピーカーはこのアンプのために作られたようなモノ もう一台事務所にはこれがプリとメインのセパレートになったシステムが飾り的現役で鎮座 唯一ターンテーブルfだけはトーレンス THORENSのオートチェンジャータイプでしたが あまり良いのがソニーにはなかったのでしょうか(全然無かったか) 

el-7.jpg ステレオ・エルカセットデッキEL-7

 1976年 途中から追加されたのが幻のエルカセット 当時19万8千円 テープ幅6.3mmテープ速度9.5cm/s。コンパクトカセットにくらべ、最大出力レベルが約10dBもアップ らしい これはホントに幻 修理に出したり エルカセットを探して購入したりしたけど 使うのは無理でした 悪くない発想だと思うけどなあ



 そして今も現役なのが1986年にソニーが出した555シリーズ プリメインアンプTA-F555ESX  カセットデッキSONY TC-K555ES そしてCDプレーヤーがCDP-555ESD 私が思うに全てソニーの歴史の中でも傑作達 555と云う品番にはいまでも思い入れがある どっしりしてクリアな音質で いまでも良い音だと思う 今日はこんな話しでスミマセンでした ソニーの製品について書いたらいくらでもあるね    


怠いながらも

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 連日の猛暑で風邪もあるし 大人しくしたい日曜日ではある が サッカーの試合にテントを張りに行く ひ弱な安いテントも土建屋さんらしく足に30cmほどの鉄の杭を大きなトンカチで打ち込みインシュロックでぎゅっ「便利ですねー」とか喜ばれたりして 照れ笑顔 しかしこの暑い中サッカーや野球をするのも 好きだとはいえ大変ですね 熱中症にならなければよいのですが こちらもふらふらで帰宅 テントの下でゆったり椅子に座っていただけなんだけど

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 夕方は「けいの里」で毎日の片付け 5時も過ぎるとさすがの暑さも少し和らぎ 風も心地よくなって 湿度を感じなくて良い雰囲気 コーヒーでも飲みたい気分 野ウサギがゆっくり歩いて目の前を歩いている 最近見ていなかったよ けいの里にたくさん本を持って行って部屋中本だらけ 全体を変えているから そのうち見ていただけるかもしれません まあ半年はかかるでしょうが ほんとにボチボチだからしばらく来客中止でお願いします また明日も夕方から



紀尾井の写真

1007241.jpg リハーサルでの小松さん

 カメラマンのBANAZOさんから6月1日紀尾井ホールでの写真がたくさんデータで届きました いやあ良い感じです さすがじゃ 明後日くらいLUZAZULのWEBにアップします BANAZOさんは紀尾井ホールの後すぐに海外での音楽祭やリゾートホテルの撮影の仕事があったようで どこにいるのかと心配したり(マレーシアからハガキが届いた) 時間はかかりましたが やっぱり腕も良いし 映したいモノが綺麗に写ってます ありがとう 小松さんかってにスミマセンがお許しを はい

 ところで久しぶりにSONYらしいデジカメ NEX-5を購入 なかなかの使い心地なのだが メモリーエラーが頻繁に出て不安定 どころかメモリーを認識しなくなり最低 ソニーに質問メールしたらすぐに丁寧な返信メールもらって へんなところで「さすがソニー」と喜んだが もう一度使ってエラーが出たら修理に出します 残念な報告でした

 熱が出て風邪かなあ 朝から身体がだるくて(顔がむくむし)あちこち痛い 片づけやらでちょっと汗をかきすぎたか こういうときは早く寝るに限るが 最近夜中の3時に目が覚めるくせがついた 寝不足気味なのもダメなのかもね 風邪薬と栄養剤で早期復活希望  

Obadiah / Frazey Ford

 今日は小豆島へ 仕事である芸術祭ではない 地元の人に聞くと「あれはねえ芸術かなあ あれは良いねえ ただし人気があって駐車場から歩いて見に行くだけで汗だく」 支障がありますから「あれ」と云うことに そうだなあ 原付バイクに限る と秋 芸術祭バスに人は乗っていなかったが土庄から他の島に行く臨時便にはそれなりの人数が乗り込んでいたから「めぐっているんだ」 これからか それにしても暑い

1007221.jpg オバデヤ フレイジーフォード

 US版のiTuneStoreを見ていたら フリーダウンロードのコーナーに彼女のソロデビューソングが出ていた なかなか感じが良かったのでポちっと購入2010年7月20日発売のほやほや 輸入盤CDかLPがアマゾンで購入できますよ カナダのシンガーソングライターで 人気のあるThe Be Good Tanyasという女性3人組バンドのメンバー 彼女の事は日本では全く知られていないはずで 彼女の発言を貼り付けておきましょう
 I was always a soul singer, and it's always been a frustration to me that nobody knows it.  In fact, the country-type songs I was writing that we did in the Be Good Tanyas were very much influenced by my mother, who is really into that sort of music. But my biggest influences were always singers like Al Green and Prince. It's always all about the voice for me.

 アル・グリーンが大好きなら判る カントリー・フォーク・ジャズ・ブルース 彼女の前面に出てる独特なヴォーカルが個性的な世界を造り出しています 口の前の方で声が発せられている感じ奥歯よりは前ですな ははは 奥の方で聞こえるオルガン バンジョーの音色も軽く 低音が効いて落ち着いたベース音 比較的楽器の定位がはっきりしていてライブもその通りかな ぽっと日本に来たりするかもしれない 気をつけましょう とっても落ち着いて心地よいアメリカン静かサウンド 夏の木陰にぴったり おすすめだあ あまり期待はしないでください 全曲同じ作り方なので飽きる人は飽きる youtubeでも調べたがほとんど映像無しでした    
    
 



昨晩の続きにて

 朝も早くから目が醒める 連日けいの里で色々模様替えで汗をかいているから 体調も良さそうに思うが 過ぎたらダメで アセモがいっぱい出たりして 疲れも残るから夜が眠たい

 自分も含め自分の周りや渋谷の街(別に新宿でも大阪のミナミでも同じです イメージで) 世界のニュースを見れば どう考えたって人間は破滅に向かっているとしか考えようが無く これでも日本は世界の道徳観をリードしているくらいだと云われているのであれば 日本が率先して世界中の子供達の「教育」をどうにかしなければならないし 一昨日の「国として政府が教育をコントロールし人間を作る」 ことを良い方向にもっていくのがG20の仕事だろう 安全保障の話ではないのは この本の冒頭が「教育の格差を縮めることが重要」とといているから テロも暴動も いや暴力以外の驚異も教育がそれを変える 学費に関する障害は 世界中から完全になくさなければなりません 教育も社会の経済活動の中で競争し市場原理に任せるべきだという理論が 日本においても進んでいる(給食だって) しかし基本的教育機会は平等でなくてはならない このことは誰もが解っているはずだから 私は子供手当にがっかりする

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 インドの核武装についても グローバリゼーションの始まりについても 人間を分類することの危うさが書かれ そして人権についても「理論の定義が必要」と 場所が違えば共通理解の難しさも 私が考えたことのない歴史や視点から説いてくれる 理論と実践の貿易収支にさほど大きな赤字はない と彼は言う もちろん誰もが共感する事ではないが 彼はもちろんそんなこと解っているから 決定的な決めつけはしない 最後は持続可能な社会について   

 昨日のニュースでも 先進国が発展途上国の資産を食いつぶす として反発している国際会議があった 私は経済界に生きているわけでもないから(逃げ気味ということ) 誰もが言う「成長戦略」が良く解らない 世界中が成長したら地球は壊れてしまうのでは どこかの何かを犠牲にしないと成長はしないなんて古くて間違っているのかな 自然を大切にしながら成長していくのかもしれない・・・競争って得意ではないので勉強不足 自然だ環境だって言いながら それでお金儲けしなければならない たぶん 全部がプラスってどうなんだ

 こういった本は考えながらだと進まないのでさっと見てしまうが 心に残ってほんの少し考えてほんの少し実践出来るとむなしさも減ずる 本はたくさん読みたいモノです こんな新書が持って歩くにはサイズもぴったり 残念ながらベッドに入って本を読むには目が弱くなってきた あーあーこれはむなしい

 

人間の安全保障 by Amartya Sen

100721.jpg 人間の安全保障 (集英社新書) アマルティア・セン (著) 東郷 えりか (翻訳)

 8割の人は読んで良かったと思うだろう 2000年代に入って有名になった「人間の安全保障」という言葉が題だが それにとどまらず その内容は多岐にわたる アジア人初のノーベル経済学賞受賞者の小論をまとめたもの さすがはアマルティア・セン 「貧困の克服」も素晴らしいが これも良い 貧困 平等 経済 教育 自由 1933年インドに生まれ 名付け親がノーベル文学賞受賞者ラビンドラナート・タゴールとも言われているので 良いお家の出身だろう 多分天才的に頭も良く 考えられる最高の大学を次々出たようだ 紹介はそれまでにして 人間とは何かを考えさせてくれる優しい本

 最近の日本の経済政策で疑問だったのは「子供手当」 基本的に中学卒業までは負担無しで教育を受けられる用にするのが最も大事なのでは お金は渡すのではなくて 上手く使って欲しいものだ 人間は平等でも無く 生まれたときから不公平の固まりだから(幸せとは全く別だから有り難い) だからなにが必要でどうするべきかを この本はそういうことを説いてくれる

 眠たいからまた朝にでも 昨日に続いてスミマセン 

ヴァレリー by 清水 徹 その弐

昨夜の続きから

 テレビに出ている心理学者などはこの100年くらいの著名な学者が発表した理論を それぞれの事柄に当てはめているだけで 知識のお披露目だけど 批評家はそうもいかない 自分の能力を言葉で即座に表現するなんて(どこかの受け売り知識人は当てはまらない)テレビに出ている批評家は胃に穴が空くほど大変だろうしコンスタントにコメントが出来るなら 素晴らしい 最近の人では誰だろうか 名前も顔も浮かばない 本に書いて示してくれたのは 大岡昇平 小林秀雄 吉本隆明 浅田彰 柄谷行人・・・大江健三郎「鯨の死滅する日」 「日本の「私」からの手紙」なら 難しいことを判りやすく表現してくれる点では 作家がありがたい 私にも机の上の飾りでなく読む気にさせる 脱線だ

 ポール・ヴァレリー Paul Valery (1871-1945)

 実はこの後長い長い文章を書き込んでいたらインターネットエクスプローラーがダウン ばかばかしくなったので今回は切り上げます(雑文でネットに乗るのも恥ずかしいから消えたのか) 辛い 最近頻繁に再起動するのは何故だろう とりあえずヴァレリーの知性より感性を取り上げたこの本に感謝 教育論や政治論の方が遙かに好きだが 彼の詩もいくつか読んでみて(一人の女性に捧げられた詩集なんか恥ずかしくて無理だが) 蒼く暗く深い絵が浮かんでくる 一編の詩を読むよりいくつか連続で読んだ方が解りやすいなあ

  友愛の森 

  わたしたちは純粋な事柄を考えていた
  道々 肩を並べて歩きながら
  わたしたちは互いの手を握っていた
  言葉少なに 名も知らぬ花に囲まれ

  わたしたちは許嫁同士のように歩いた
  草原の緑の夜を二人きりで
  わたしたちは妖精の果実を分け合った
  気のふれた人たちの友 この月を

  わたしたちはコケの上に倒れて死んだ
  穏やかな暗闇の中に二人だけで
  この親密なささやきの森から遠く離れて

  空高く 輝く月の光の中に
  わたしたちの泣いている姿がある
  おお わたしの愛した沈黙の伴侶よ

 

 最後に ヴァレリーは1945年に亡くなっているから 論評は時代を感じるし古いとも思えるが 今でももちろん通用する 教育について考えることも多い昨今 昔を反省して周りを見て 絶海の孤島に住んでいるかのような日本人「かろうじて幸せだから絶対変革の排他人種」がどうすればよいか 最近までもてはやされたアイルランドの格付けが下がったことを見て デンマークだってどうなるか判らないことを考えたら やっぱり日本は日本なのか 潰れない潰されない程度でぎりぎり上手くやっていくのだろうか 答えは無いのだが 政治家も難しい で教育は大事だ

「精神の政治学」の一節を

 私は、世界の大国の中の幾つかにおいては、数年来その青少年の全部が、本質的に政治的な性格を有する教育を受けているということを、諸君に指摘したい。それらの国々における学校教育の課程や紀律は、「政治第一」ということを原則としているのである。そしてその課程や紀律は青少年の精神を均一に形成するのが目的であって、それらを貫くものは、文化に対する配慮ではなく、非常に明確な政治的、および社会的な意図なのである。故に、学校生活に関する以上はいかなる小さなことも、そこで得る習慣も、遊戯も、読書に提供せられる書物も、全ては学生をある確定した社会組織と、同様に確定した国家的、社会的な企画に適応した人間となるようにするための、手段となっている。そして精神の自由は国家の観念に断然従属せしめられ、その観念は、国によって趣意は異なるにしても、それが画一性を要求するという点においては、何れも全く同じであると言える。「国家がその国家の国民を製造するのである。」

 故にわが国の青年は早晩、彼らとは反対に(フランスの青年が民主主義者になるように教育されるとすれば、その反対にナチスドイツの青年は全体主義者に、中国の青年は共産主義者になるように--編者)、均一に教育され、訓練された、言わば「国家化した」青年の集団を相手とすることとなるだろう。即ち、この種類の近代的な国家は、その教育制度においていかなる不一致をも許さず、教育は幼少の頃から始まって、何時かはそれから脱し得るということがなく、教程終了後は軍隊的な組織によって国民の訓練が続けられ、完成されるのである。・・・

 

ヴァレリー by 清水 徹 その一

100719.jpg ヴァレリー 知性と感性の相剋

 ポール・ヴァレリーと云えば 20世紀を代表する知性 フランスの詩人 批評家 思想家 私が知ったのは「レオナルド・ダ・ヴィンチの方法」なのだが この岩波新書は 女性遍歴にスポットを当てながら判りやすく その時期に合わせた代表的な作品・論評を紹介解説している 少しだけヴァレリーの言葉を紹介 最も有名な詩 若きパルク より

  風も吹かないのに このすすり泣くような音は何でしょう?
  この時刻 ひっそりと 星空の下で泣くのは誰?
  泣こうとするわたしの傍近くで

  この手は 何か深い意図に導かれたように
  わたしの顔に触れることを夢み
  わたしの弱さから涙が零れ落ちてくるのを待つ
  わたしの運命から分かれた純粋さが
  沈黙のうちに引き裂かれたわたしの心を照らす
  うねった波は非難の言葉をわたしにささやき
  岩のまにまに佇んでは
  苦々しく呑みこまれた者のように
  心を締め付けるようなうめき声を立てた・・・

  何をしようというのでしょう 毛を逆立て手を凍らせ?
  わたしの裸の胸の谷間にへばり付いている
  この落ち葉のたてるざわめきは何?
  わたしは輝く この未知なる空につながれながら・・・
  わたしの渇きに呼応して 無限の葡萄がきらめく 

  全能の異邦人 宿命の星々
  遠く離れたところで時を同じくして
  自然を超えた何ものかを輝かせているものたち
  お前はわたしたち死すべきもののうちに
  この至高の光芒 不敗の武器 永遠への希求を 
  涙のしずくのように投げ込むのですか?
  お前とともにわたしはあります 震えつつ寝床を離れ
  波に浸食された暗礁の上に立って そして自分の心に
  訪ねるのです 如何なる苦悩がわたしの心を目覚めさせ
  如何なる罪をわたし自身が犯したのかと
  あるいは罪悪が夢に混じってわたしを追いかけるのかと

  金色の灯がさやかな微風に消え入った時
  わたしは腕を組んでこめかみを押さえ
  わたしの心が輝き出るのを長い間待っていました
  わたしはわたしの肉体の主人なのに
  その肉体は横たわり震えながら硬直するばかり
  わたしの身はとらわれて 血は滞り
  くねくねと左右に動きながら 視線を走らせ
  深い森に眺め入っている自分の姿を見るのでした

眠いので明日付加します だからその一 すみません

早めに土用の鰻か

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 やっぱり旨いのだ 永楽亭の鰻 今日はなにも云うこと無いわ ワインともよろし 琵琶湖の鰻とのこと 肉厚で臭み無く柔らかくジューシー 全ての料理はこれに向かって少しずつ進んでいく カウンターで話しをしながら幸せな時間を過ごす 近々また食べたいなあ

 明日から瀬戸内国際芸術祭2010始まり始まり 瀬戸内海の美しさが現代美術とどのようにまじわるのか 楽しみでもあり嫌な感じもする 当然見に行ったりするのでしょうが 現代美術にあまり興味がない私はお祭り騒ぎに加わらず 良いモノだけを探したい 出来れば各島ではっきりとしたコンセプトがあっても良いのでは(あるのかな) どの島も比較的よく知っているから原付バイクでうろうろが楽しい気がする   

klassenfahrt / wise guys

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 ワイズガイズというドイツのおじさん(見た感じ多分)ヴォーカルグループのニューアルバム 綺麗な印刷で中の歌詞カード?も写真いっぱい豪華なジャケット 音は流行モノを集めた感じで でもやっぱりドイツ語のポップはしなやかさに欠けるというか つんのめる感じがしてしまうがドイツ人にはそんなこと無いのでしょうね こんなCDを聞いてみると世間が広がる 日本では ネットでダウンロード出来ますがCDは運が良くないと買えないようです

 夕食は高松の焼鳥屋さん鳥新(いつもいっぱい)で 鶏肉のつみれや野菜の蒸し鍋 なぜか魚の刺身いろいろ 当然焼き鳥 最後は半田そうめんでしめた 賑やかな友人達と別れて「はや田」にこんばんわ 身体の調子が悪くなって以来久々に顔出して 心配されながらご夫婦とたのしく会話 はや田ですから料理もお酒美味しいのは当然だけど 私はおしゃべりに 昔を思いだし今を語り(みんな50歳を超えてあまり未来はありませんがね)気分転換 お酒は例によって某先生が残してくれた凱陣のしっかりした酒 名前も覚えていないが 辛口で少しぴりっとする感じがしたが なにだったのかな すんません 料理もいつものように覚えられず ははは でもお店の入り口引き戸が新しくなっていたのは覚えてる 新しい顔だ しゃべりすぎで酔った ふらふらおやすみ 肘をついて身体がなじむカウンターの空気と笑顔に感謝 小さな切り子に日本酒が・・・

Dingue / Emmanuelle Seigner

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 エマニュエル・セニエ フランスの女優さんです しかも大物映画監督のロマン・ポランスキーの奥さん ポランスキーと云えば 奥さんで妊娠していたシャロン・テートの殺人事件や子役モデルへの性的行為で有罪になったり ナスターシャ・キンスキーとの関係は有名 でもエマニュエルさんと長く結婚しているなんて知らなかった 彼女1966年生まれだから44歳付近 CD聴いただけでは歳は判りません(コケティッシュなボーカルと言いましょう) しかし良い音良いムード良い曲 いかにもセンスの良い70年代ロック・フレンチポップ ポップと言えばIGGY POPとのデュエットもあったりして凄い 映画的にはルー・リードのベルリン エディット・ピアフ 愛の讃歌に出ていたり 当然ポランスキーの映画では毒々しい役を演じていました

 DINGUEってタイトル曲(イカレてるって事らしい)はかなりポップで楽しい PVも年齢を忘れてかわいらしくご機嫌さんで歌っております しかし危うさや俳優らしさを感じさせる映像も有り それを紹介 日本では売れるわけもないとしても(日本盤があるかどうか知りません)全体を同じトーンでまとめながらバラエティに富んで 結構楽しめたCDでした

 

    

 

片山邸とやらに

芸術祭の舞台にもなる瀬戸内海・豊島の古いお屋敷に 昔のお金持ち材木商さんお屋敷らしい

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長く人は住んでいないが 近く整備して何かに使う予定とも聞く いろいろ覗かせてもらった

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茶室の光 高い煙突 石の島らしい大きな庭石と大きなソテツが庭を占領している不思議さ 

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別棟になっている建物に続く倉 古い大きな井戸 畳替えたり整備するにはヨイショがいるなあ

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雨の予定が午後からあがって 爽やかな島の景色 芸術祭に向けていろいろ始まっている
 
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屋敷の隣が 芸術祭で作品となっている民家 オーストラリア人が作ったらしいが 面白い

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もうすぐ芸術祭が始まる はてさてどうなるのだろう 私は係わっていないが友人達が・・・




Spottswoode Sauvignon Blanc 2005

100713.jpg スポッツウッド ソーヴィニヨン・ブラン

 ソーヴィニヨン・ブランは全く呑まない私がつい12本買ってしまった このワイン 買ったとき1本2500円くらいだと勘違いしていて実は5000円 そのころならブルゴーニュのヴォーヌロマネ1級モノが買えたではないか がっかりした記憶がある 来たときに1本呑んで以来しばらく呑んでいなかったが(らしい味でソーヴィニヨン・ブランの中では美味しいと思った) こういった味が好きな人が集まる会になら喜ばれると思い本日持参 Spottswoode Estateはカベルネも有名だが私は呑んだ経験がない ソーヴィニヨン・ブランは日本に 100本くらいしか輸入されないらしく私がたくさん買って迷惑だったかも 爽やかで酸味の薄い洋梨系 香りは少し甘めで ミネラルも少し ねっとりしたところがない割に酔ってしまう 冷やして美味しい ボルドー系よりこちらの方が好きです で当然評判もまずまず シャルドネ好きさんにはお勧めしませんがね  

 一緒に持っていった シャトー・グロリア2001 特別な複雑さを求めなければ誰にでも喜ばれる 相変わらずの美味しさです ちょうど呑み頃 カドの取れた酸味と軽くスパイシーさ 重く甘いけど強すぎない 出た頃は3000円を切る価格で買った記憶 今でもそれほど高くないしすぐ呑めて10年以上保つし 良い年のモノをたくさん買っても良いなあと再び思った 

 

目をこすり&改修

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 朝早くからサッカーを見たので身体がだるい ドイツはやっぱりピークを過ぎて調子が下降していたし出場停止者ミューラーがいないのが痛かった ドイツは同時期にみんな良かったから 今日はビックリするくらいみんなダメ ゲルマン魂不発 これも長丁場の難しさ でもスペインは格好良いサッカーだ  私のようなファンはまだラウルとモリエンテスを探したりして ははは オランダ代表だってセードルフかベルカンプかクライファートだもんね あと2試合か 残念だなあ寂しい

 昨日から ほんの少し「けいの里」を改修中 手始めに小さな温室から 温室さ加減を弱めて部屋っぽくします(本を入れたいから) 大改修には色々問題もあり時間がかかりそうだから 1年くらいかけてとりあえず変えていこうかと思っていて 頭では出来上がっている 週2回くらい公開出来るようになればと・・・どうかな 昨日も見たいという方から2組連絡があったけど お断りした 私がいなくても来て頂ける状態になると嬉しい もちろん改修が上手くいけば もう一つサヌカイトの風鈴を売りたいとの要請が数ヶ所から同時期にあって コスト的に利益を得るのは難しいけど 喜んで頂けたらまあいいかな と思っています CDも一緒に販売して欲しい 準備中

 

録音と研究所

 今日はサヌカイト(清水真由香さん単独)録音 サンポートにて11時から15時 SOUだけなのである意味簡単 セッティングさえ決まれば変動しないのでそのまま続ける マイクはSONYC-48とノイマンU-87iを使用 一度リボンマイクを使いたいのだが買えていない 感度も良いが雑音も拾うし(マイクって管理が大変 すぐ音が変わる) 今回はサヌカイトのゆったりした音だけ鳴っているからなお難しい お腹も鳴ってはいけない C-48は高域の繊細さがU-87iに比べると劣るような気もするが個体差もあり判ってない しかもU-87iは1個しかない 演奏者の身体の音がマイクに入る 後で出来るだけ除去するけど どうもサヌカイトがざらついて聞こえる かすかにシャーッとノイズもあるし なんとかなるかなあ と思いながら終了した シンプルで鳴っていてもじゃまにならず心地よい14曲が入ったCDが1ヶ月後には出来上がる 売るかどうかもどうするかも はっきりしていないけど・・・営業しよう かな

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 資源研究所の設立時からお世話になった方に当時の話を訊きに行った(右端が父 その左の方) 色々伺ったがもう55年も前の話だ はっきりしなくて当然 たくさん知りたいことはある(自分は自分のやり方と思ってはいても自信がないから) オヤジのことを引きずりすぎだと思うが仕方がない 毎日サヌカイトと接しているから身近すぎる もっともっと研究したい 基礎になることを積み上げていかなければ本質に迫れない 惑わされて不必要なことをしすぎるから 大事なことがおろそかになる 無駄なことも大事なのだが それにしても・・・今日もまた一つ引き受けてしまった

 

日本水難救済会って

100706.jpg 金比羅さん古図

 前のブログ時代に書いたのだが 親しくお付き合いさせていただいていた高松のランゲージハウス社長だったペイジさんが亡くなってもう1年4ヶ月 先日(と云っても5月の話し) 息子さんであるジュン・ペイジさんが(社)日本水難救済会の名誉総裁表彰を受けていたことが判り(新聞にも載っていなかったと思う)ちょっとだけ紹介 海を愛していた故ペイジさんが 会のために役立てて欲しいと遺言で寄付を望んだとか伺った ホームページの一文を紹介

 本会の正会員であったペイジ・グラハム・ジョン氏は 日頃から水難救済事業の重要性を深く認識され 同氏の父君の遺産の一部を寄附していただく等多大な ご支援をいただいていたところ 平成21年3月に同氏がご逝去され そのご子息のジュン・ペイジ氏が故人のご遺志を汲み 日本水難救済会の発展のためにと 多額の寄付をされた

 水難救済会の事は今回初めて知って お恥ずかしい 海と船と云えば「金比羅さん」 金刀比羅宮は海に係わる神様 日本水難救済会には深く関わっている事も知った 運営もお金が潤沢にあるようではないのでペイジさんの寄付は大いなる貢献であったに違いない あらためてペイジさんの笑顔と笑い声を思いだし 助言してくれた多くの言葉をかみしめる 息子さんのさらなる活躍をお祈りする次第 感謝  

Une Enfant du Siecle / Alizee

1007062.jpg アリゼ

 CD頂きました今年の3月本国発売 26歳のフランス人歌手だ 人気者らしい(全くフランス音楽界のことは無知ですから) デビューした頃は曲が日本のCMにも使われてCMにも出たとか 結婚して子供を産んで 復帰して第2弾がこれ ジャケットを見る限り綺麗かどうかも判らない アイドルらしからぬデザイン 音は30年前のエレクトリック・フレンチポップの様で新しさは感じず 録音が良いとも思えず まったくAlizeeの魅力だけに頼ったような作り方 WEBで検索すると多少お色気路線付き美人さんでした いやあ勉強した エルグランドのCDチェンジャーに入れて 頑張って4回は聴いたんだ 変わっていくフランス女性と言えば いまだにソフィー・マルソーしか判らず シルビー・バルタンなんか出したらホントのおじさん扱いだからやめておきましょう 「アイドルを捜せ」 古! ミシェル・ポルナレフのベスト盤も持ってますがね

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海辺の

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 近所 宇多津の海浜公園には塩田資料館や遊具そしてコミュニティFMのスタジオがあったり それなりの賑わい 美しい瀬戸内海が見られる 最近流行のハンバーガー ハンバーグのお店があり 土日は混み合って(並ぶ気はない)時間がかかるから 平日の昼間に 値段もランチが1000円くらいだから安いわけでもない 味は人それぞれ 平日でもいっぱいでなかなかのもんだ はやるはやらないは予想も難しい 店内は人のしゃべりで煩すぎるから(どうして大きな声でしゃべり合うのだろうか) デッキで食するのが楽しい 風が爽やか こんな感じが味わえるお店は少ない シンプルにハンバーガーとコーラが良いなあ

 瀬戸内国際芸術祭が近づく そろそろ開会も近い いろいろお誘いもいただくが 私はぼちぼち気が向くときに一人でぶらっとが希望 やっぱり島ってのはアクセスが難しい 

和菓子

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 高松の方 東京の方 時を同じくして大津の和菓子屋さんの詰め合わせをいただいた へーっと思って調べるとたくさんお店を出している大きなお菓子屋さんだった ロールケーキも美味しいらしい 我が家ではあっという間になくなってしまうお菓子だが 今 人気があるのだろうか 香川県でもあちらこちらに新しいお菓子やさんが出来ている 作る方も商売と趣味と上手くいけば両方楽しめるし 勝負が早い 長続きすることの方が難しい と 甘い話のあとは辛い話で  

 参議院選挙も少しずつ盛り上がってきているのか 候補者の演説を聞いても感動しないのは何故か 参議院をこのような選挙(無駄な時間とお金を使う)で戦うのは最後にしましょう 「良識の府」である人達は もう120人程度で良いと考える 衆議院も240人 県会議員も市会議員もそんなに必要ないのはみんな判っている どうすれば実現できるか 頭の良い方考えてください 国民の大合唱しかないのだが 難しいのだろう この数年 選挙の顔として戦えないので 首相を変え続ける自信と能力のない政治家達に退場してもらう これが日本を変える 税金たくさん払わずして大きな保障を求めたり 周辺が国家主義的に変わってきているのに友愛を説いたり(友愛がよいのは当然です) ひどい世界の中で日本は幸せに暮らせるのだろうか あと何年? 香川県なんて小さいのだから ぜーんぶ高松市になって 香川県と役割分担して 小さな政府を創れないものか

 胃の調子が悪いので変なことを考えて気分転換を 失礼しました サッカーも見ないで早く寝よう アルゼンチン対ドイツ キックオフ   

広島にて 稲茶

100702.jpg 鰯のハンバーグ

 中四国経済同友会道州制会議 力の入った広島大学先生のお話しや各県報告 民主党政権になってからみんな地域主権も道州制に対する意欲が後退気味 真面目な会議の後 「おすすめの割烹はないですか」広島経済同友会の友人に紹介予約してもらって 懇親会から抜け出して一人 街の中へ 

 「稲茶」という日本料理屋さん 創作料理とのことでお品書きをよーく見て注文 とりあえず酒は地元の富久長純米大吟醸 ふくよかで少し甘めぐんぐん胃の中へ吸い込まれる 鰯の刺身 広島湾の小さな鰯が有名らしく 写真の鰯のハンバーグが名物として書かれていた 鰯の脂がかけられていて 私ももう少し若かったら賢くなったかも 穴子も軽く茹でられていて臭みもなく 大きな茄子のスライスに肉やエビや色々詰めて焼いた料理も面白い ただカウンターで食べたのだが たばこを吸う人が多くて閉口した(6人中5人 後の一人は子供) 広島ってたばこ吸う人多いのかな JTの関係で そんなことはないでしょうが

 ただいまブラジル対オランダ戦見てる 力が入るのは判るけど無茶苦茶 ブラジルの悪いところが出てきて面白くない ゴール前でキーパーと交錯して失点したフェリペ・メロが焦りからかロッベンを踏みつけて退場処分 審判も大変 興奮しすぎなブラジル監督ドゥンガ これからどちらが勝つか判らないけど      

My Cassette Player / Lena

100701.jpg レナ・マイヤー・ランドルート

 旬です 私が好んで聴く路線からは外れているけど ヨーロッパではユーロビジョン2010でグランプリを取った女性歌手として 飛ぶ鳥を落とす勢い(初めて使うフレーズ) 19歳(22,3歳に見える)特に美人でも凄く歌が上手いと思わないが ドイツなまりの英語?でちょっと低めでちょっとかすれた可愛い魅力的な声だ 1曲目がユーロビジョングランプリ曲「Satellite」 優勝が5月29日 この曲ドイツでは相当かかっているそうな パーカッション主体シンプルバックの演奏 キャッチーな頭のどこかに残ってしまう中毒的メロディー 2曲目は少しだけジェームス・プラント・テイストソウル「My Cassette Player」 3曲目スカっぽいドライブ感たっぷり「not following」 なんだ結構楽しくて曲も良いし楽しいじゃないの ファンキーな曲あり バラードあり 高校生大学生の女の子に好まれそうだけどおじさんも好きだよ やっぱ曲がよいし アレンジ個性爆発 押さえて歌い上げる「mr.curiosity」だって おすすめCDだ Sara Bareillesの9月発売新しいCDを楽しみにしている私にビッグプレゼントでした

 ちょいとユーロビジョン説明 1950年代サンレモ音楽祭をお手本に スイスに本部を置く欧州放送連合 ヨーロッパ各国(今年は39カ国参加)が代表者を送り出してチャンピョンを決める番組 最後の視聴率が61%だから ワールドカップ並 新人でもベテランでも ポップでもオペラ歌手でも何でもあり ホームページから今年の参加者が全員見られます http://eurovision.ndr.de/teilnehmer/teilnehmer26.html 観てみてください 開催国は前年優勝者排出国