地面から

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 けいの里の芝生に寝っ転がり 空を見上げる 満開の桜 若々しい緑の葉っぱ その奥に真っ青な空が広がる 桜の枝が上に向かっている姿はなかなか見る機会のない形 ちょうどお昼 太陽は緑に隠れているから眩しさも和らぎ だんだんと目が慣れてくると 桜の花びらが私に覆い被さって空ごと落ちてきそうな錯覚 桜の花びらがくっきりとして怖い 太陽の光が暖かい 嫌なことは地面が吸い取ってくれそう このまま寝たら幸せすぎてそのままになるかも 誰も来ないからさらにありがたい 泉からの小さな川の流れ さらさらと音を 鳥のさえずりは360度 地面からも身体に山の震動が伝わってくる CDにしても伝わらないね でも使命の重さも感じて立ち上がった ちょっとくらくら 10分で何かが変わる

 応無所在而生其心
 本来無一物
 無所在無住不住

 おこすべき目当てと何も持たずに心をおこすこと 無意識の中に心をおこす 何も執着しないで心のはたらきが動いていく 別の言い方をすれば 仏の心を心としていく 何か説明の付かない大きな力が動いて考えさせ行動させる 信心決定

 リルケ 芸術作品は危険をものともしない人 経験をきわめ他の人が踏み越えることの出来ない所まで至った人から生まれる 遠くまでゆけばゆく程 生命はより固有で私的で孤独なものになる

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2012年1月

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