アンダルシアではないけれど

100411.jpgDe mi corazon al aire (我が心を風に解き放てば) / Vicente Amigo

 ビセンテ・アミーゴ もっとも著名なソロのフラメンコギタリストのひとり まだ42歳 リリースは1991年ほぼデビューアルバム 古さは感じない 心地よいリズムで癒される感じ あまりフラメンコギターは得意ではないが 土曜日の朝我が家で洗濯のお伴に聴いていた 今日は快晴暖かく 光も風もぴったり(夜のイメージもあるが) パコ・デ・ルシアかアル・ディ・メオラ(彼のソロデビューアルバムが私のフラメンコ系ギター最初) あるいは雰囲気だけはフィル・マンサネラ 技術的な事は判らない リズムの刻み方に「彩」を感じ 当然ロマンティック 煩く感じない これが一流か人気の所以か 私はゆったりした曲が好みかな スパニッシュの血は騒がないから       

 人間の意識を中心にして考えれば 芸術は魔である 安息はない 際限なく美を追い続ける執念の世界 人間は意識の奴隷になったら休めるときがない 意識 を放り出した無意識の世界に休めることが可能 いのち全体で生きるのが無意識の世界 生死 迷悟 取捨 得失の隔て無しを徳とする お茶をやっているとい う意識が全くなく 自然にきまりに従って動く ちゃんと定められたやり方でいてそれにしばられないでのびのびと大らかにやる 無茶すなわち大道なり 道と いうものはたった一つ出て行け 出て行くな 茶をのむ 去る 来る おまえみたいな馬鹿は初めて見た は最上級の誉め言葉 これが禅の境地 人が言葉尻を とらえて ああ云った こう云ったと云い詰めて あげくの果てに一番大切な何かを失ったりする 大事なことは言葉で説明できないところにある 規則をこえ たいのちの世界 三界無法 大自然と一体になり その響きに耳をかたむけ理解する

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2012年1月

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