まごころ説法 / 高田好胤

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 かたよらない心 こだわらない心 とらわれない心 ひろくひろくもっとひろく これが般若心経 空の心でございます
 
 最小の効果のために最大の努力を惜しまない 人間精神の尊さを忘れては 本当の世の中の幸せや 進歩 発展はありません
 
 日本人の宗教的土壌を一言で言えといわれたら それは「お陰様」です と答えます こんなに温かい宗教的土壌 そして言葉をいただいている国民は他にいないのではないでしょうか 「佛法は無我にて候」と申します

 以上のような しみじみ心に広がる言葉がたくさんあって ありがたいことです 本日 私の心が乱れているので事務所の書棚から この本を取り出した 1991年薬師寺でサヌカイト供音式が行われた当時 高田さんは管主であられた 歴史上最も有名なお坊さんの一人であろう 1998年にお亡くなりになられたが私は残念ながら面識はない 父も母も後任の管主の松久保秀胤さんや その次の安田暎胤さんとも ごく親しかったから挨拶でもすれば良かったと後悔もするが 私はそういう性格じゃないから仕方がない まごころ説法は1月から12月の各章に分かれ それぞれの月の行事が説法のごとく わかりやすくまとめられている 八月は お盆 について 盆踊りの起源についても書かれているが

 私は夫婦でも親子でも 真実の対話は死に別れた日からこそ生まれると申し上げたい お盆の営みには そのようなこよなき意味合いがございます

 理解理解とたやすくいうけれども 誤解をもって理解だと思い上がっているのが私どもです 恋愛とは美しき誤解である 結婚はさんさんたる理解である

佛法は円い心の教えです
佛法は明るい心の教えです
佛法は清らかなる心の教えです
佛法は静かなる心の教えです
佛法はお陰様なる心の教えです
佛法は無我なる心の教えです
佛法は大慈悲なる心の教えです
佛法は安楽なる心の教えです
   
 今の世の中こそ 名僧が必要 政治家は良くお坊さんのいうことを聞き 心の迷いや汚くなった精神を浄化する お寺に深く関わる人間が言うのもおかしいかな 私の心も上手くまとめられないが 性格って変えられないよねえ 反省して終了 でもこの本良かった 難しくない 私にも解る 優しさが伝わる
 
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2012年1月

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