安心

 ルースアズール新潟三条公演 株式会社コロナ本社3階コロナホールにて とにもかくにも無事終了 東京公演から3日 教訓から普通のPAに変更して坂出から宅配便で11個送って臨んだ 多少のトラブルもあったが スタッフの尽力やメンバーからのアドバイスもあり 公演時には解決 もちろん満足するわけにはいかない内容だけど 東京より「まし」ということでサンキューです 要因は心に秘めて また頑張ります 私たちをを受け入れてくださった新潟の皆さんに感謝します

 音楽専用ではないコロナホールの印象は 今回常味さんのウードがとても素晴らしい音色だったこと 太く柔らかく広がりを持ってコントロールブースにいる私を包んでくれた 緊張感の固まりであった私の心が和らいだし とっても嬉しかった 常味さんの演奏もいつにもまして良かったのだろうけど 鳴りの不思議は理由も分からないからもどかしい まだまだサヌカイトのマイキングもヴォリュームコントロールもハウリング寸前まで調整しなければならず難しい また一つ勉強

変わった本をちょい読みしました

201012293.jpg  道徳の系譜 / フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

 ドイツの哲学者ニーチェは著名なれども 存命中はそれほど認められず ほとんどの著書は自費出版だったそうで 子供の頃から優秀 24歳の若さでバーゼル大学の古代ギリシアを専門とする古典文献学の教授となった割には不遇だった 興味があるのは 彼の思想を形成する重要な出会いがライプチヒ滞在中の音楽家リヒャルト・ヴァーグナーとの出会いだったこと ところがニーチェはワーグナーの音楽が次第に俗化していくように感じられ バイロイト祝祭劇場で「パルジファル」を見て失望 彼はワーグナーとの決別宣言として「人間的なあまりにも人間的な」と評し決別した そしてニーチェは狂死した 「人間とは神の失敗作にすぎないのか、それとも神こそ人間の失敗作にすぎぬのか」

 この本の中で説くニーチェの善と悪にも関わるが 凡人(私かな)が自由に生きる芸術家を羨ましく思い 自由を我慢して普通に生きることを善とし 自由奔放に生きることを悪としたがる心の狭さは ねたみに近く 日本的でもあるのだ 抜きんでる難しき日本と世界に飛び出す天才達 とっても残念 日本だ世界だと気にすることも無いのだろうけど 私も変わろう

映像はニーチェ&ワーグナー決別の曲

Wagner - Parsifal Act I Prelude   Conducted by Barenboim

 

 

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