較べてもね

 

20110701.jpg Brahms: Works for Cello & Piano

/  Zuill Bailey and Awadagin Pratt


 7月に入ってもう半年が経ったかと思うと寂しくなる(あっという間とは思っていない) 誰もいなくなった事務所で片付けをしながら 良い音楽を聴きましょう 少し音が大きくても気にしない アメリカで人気のある二人(アメリカ人です) チェリストのジル・ベイリー "Bailey is one of the premiere cellists in the world."とペルーの新聞El Comercioが書いております ぺぺぺペルー? さらに "Having Bailey around is an event..Not only is he one of the world's finest cellists, he is also known as a caring human being."と 良い人だって もう一人のピアニストはアワダジン・プラット45歳 アフリカ系アメリカ人ピアニストとして初めてノームバーグ国際ピアノコンクールに優勝(厭な言い方だけど お父さんは医者でお母さんは大学教授) 彼がホワイトハウスで演奏した映像も加えておきます

 ブラームスですから 陰鬱で美しく叙情的 1曲目ピアノの柔らかな音に続きチェロが前面に出てくる(全般的にチェロが出るのは仕方がない) 上品な素晴らしさにノックアウトされる もちろんどんどん出てくるダイナミックで聴く装置を選ぶような音域の広さ しかしあまり空間の広さは感じさせていない ハードで情熱的でもありもう少し気楽に聴かせて欲しいなあと途中思ったりして すぐそばで演奏しているようです 最後に子守歌で安らぎました

 実は選ばれた曲はかなり違うけど 私のお気に入りMischa Maisky が Pavel Gililov と組んで出したBrahms  Works For Cello & Piano も持っていて 同じ曲数曲聴き較べると マイスキーのチェロの方が歌ってるなあと思ってしまう タイトルも「songs without words」ですから 録音の考え方にも依るのだろうが スケールが違う気もする 比較してもだめなんですが どちらも素晴らしいと言うことで ちゃんちゃん  

 

Zuill Bailey and Awadagin Pratt - Brahms Works for Cello and Piano

 

Awadagin Pratt Performs at the White House

 

告知

 9月4日に岡山のルネスホール(旧日銀岡山支店跡)でサヌカイト、マリンバ&パーカッション小松玲子さんとピアノ松岡淳さんの二人によるコンサートを行います 先日けいの里で行ったチャリティコンサートと同じ二人ですが今回は少し明るめなところも付加して楽しく開催したいと思います 何が演奏されるかはお楽しみ 今日ブラームスを取り上げたのも松岡淳さんがリサイタルでブラームスの「4つの小品 op.119」を取り上げていたから 岡山初見参となる小松さんのサヌカイトはもちろん素晴らしいけど 孤高の天才松岡さんのピアノを聴くだけでも価値あり リサイタルの「リスト ソナタ ロ短調」は凄かった 風情のある建物でサヌカイトの音がどう響くのか楽しみです 詳細は後日

 

 

 

SANUKITE HOME

2012年1月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
Powered by Movable Type 5.04