アフロとキューバ


201107182.jpg Afrocubism / Afrocubism アフロキュービズム


 西アフリカ、マリ共和国のミュ-ジシャンとキュ-バのミュ-ジシャン達の共演(レコーディングはマドリード) ライ・クーダーが力を注ぎ ヴィム・ヴェンダース監督で映画化された 「Buena Vista Social Club」 で果たせなかった夢を実現させたアルバム (ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブはキューバの古老ミュージシャンを探し出して演奏しているけど 本当はマリの音楽家とのコラボ予定が突然参加できなくなって急遽作られたプロジェクト) 売れる売れないは判らないし あんな社会現象になるのは奇蹟だから難しいだろう しかしリラックスしてそれぞれの音楽性を表に出しながら楽しげに実力者がプレイする これが(これも)音楽なんだって

 マリのミュージシャンは当時参加予定だったレイル・バンドのギタリスト ジェリマディ・トゥンカラとンゴーニ奏者のバセク・クヤーテ コラのトゥマニ・ジャバテ バラフォンのラサナ・ジャバテ ボーカルのカッセ・マディ・ジャバテが キューバからは「Chan Chan」でリード・ボーカルを担当していたギタリストのエリアデス・オチョアが参加 ベースのホセ・エンジェル・マルティネスとコンガ・ボンゴ・カウベルのホルヘ・マチュレル マラカス・ギロのエグリス・オチョアはキューバ トーキング・ドラムのババ・シッセコはマリ 等々

 1曲目「Mali Cuba」というこのプロジェクトの象徴的な楽しいインストから始まり 後を予想させる 2曲目の「Al Vaiven De Mi Carreta」はキューバの曲 哀愁あふれるキューバ的サウンドにコラが絡んで 5曲目「La Culebra」 6曲目「Jarabi」 エリアデスが歌うキューバ的な曲だけどそれに違う形で西アフリカを強く感じさせる(民族楽器の音の強さ個性だけじゃない フレーズ) まさにコラボになっている 意外なほどお互いの楽器が解け合う 蒸し暑い日本の夏を楽しくしてくれるような音を次々と届けてくれ(発売は去年の12月ですが) 風景を感じながら14曲 最後の2曲なんかは西アフリカサウンドにキューバの風が吹き込まれて美しいほど 聴きましょう

 映像はドキュメンタリーと演奏ライブの二つを 

AfroCubism documentary



AfroCubism - Jarabi (Toumani Diabaté)




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